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ネットワークアソシエイツ、暗号化ソフト『PGP』の日本語版を発売

1998年08月06日 00時00分更新

文● 報道局 浅野広明

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 ネットワークアソシエイツ(株)は、暗号化ソフト『PGP(Pretty Good Privacy)』日本語版を9月に発売する。個人ユーザーを対象とした『Personal Edition』(Windows 95/98/NT4.0対応)と、企業ユーザーを対象とした『Desktop Edition』(Windows 95/98/NT4.0、Macintosh、UNIX対応)を用意。価格は未定だが、それぞれ1万円以下、20万円以下になる予定だという。



 Eメール(本文、添付ファイル)や各種ファイルを暗号化するソフトで、暗号鍵の長さは128bit。暗号アルゴリズムにはデュフィー・ヘルマン(D/H)、DSSなどを採用している(Personal EditionはD/Hのみ)。また、“公開鍵方式”を採り、ユーザーはファイルを暗号化するための公開鍵を共有サーバーに登録し、それを復号化する秘密鍵を自分のデスクトップに保有する。たとえば、Eメールを暗号化して送信したい場合、送信相手の登録した公開鍵でメールを暗号化し、メールを受けた人が自分の秘密鍵で複号化を行なう、という仕組みになっている。

 公開鍵は、同社が提供するサーバーや、MIT(マサチューセッツ工科大学)のサーバーに無料で登録できる。もちろん、ユーザー自身が所有するサーバーにも登録可能。

 また、メールを送信する際に、送信したのが本人であることを明示するためのデジタル署名が添付できるほか、OutlookやEudoraなどのメールソフトでは、タスクバーからの暗号化、複号化が行なえる。Desktop Editionでは、公開鍵の検索機能や、各種設定のカスタマイズ機能も強化されている。

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