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D&Iシステムズが、URLを数字で入力する“Hatchサービス”を強化

1998年06月30日 00時00分更新

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 ディアンドアイシステムズ(株)は、通常、アルファベットや記号、数字で構成されるホームページのURLを、電話番号などの数字で入力する“Hatch(ハッチ)サービス”を強化する。また、これまで“Hatchナンバー”と呼ばれていた数字の体系を“InternetNumber(インターネットナンバー)”と改称し、新たにマークを制定し、積極的にプロモーションを展開する。



 同サービスは、ユーザーが専用ソフト『Hatch inside version2.0』を搭載したパソコンなどから“InternetNumber”を入力すると、同社のデータベースに接続され、そのナンバーに対応するURLがユーザー側のブラウザーに返されて、ホームページへのアクセスが行なわれる、という仕組み。番号を入力してから、URLが返されるまでに数秒もかからないので、ユーザーがストレスを感じることはないという。

 “InternetNumber”は、“TELリンク”という名称の、10ケタの電話番号に対応した番号(大阪地区の9ケタ、PHSの11ケタにも対応)があり、企業は、自社の代表番号を登録することが可能。また、企業、団体、自治体向けの2~4ケタで構成される“プレミアムナンパー”もある。また、個人の非商用向けホームページ用に860で始まる“ハローナンバー”という10ケタのナンバーも無料で開放する。



 同社では、“InternetNumber”を利用する企業には、代表の電話番号を“InternetNumber”にすれば、名刺などに刷り込める、新しいドメインを取得しても“InternetNumber”を変更する必要がない、というメリットがある、としている。さらに、専用ソフト“Hatch inside version2.0”には、ホームページにアクセスしたユーザーがあらかじめ登録した属性(性別、年齢、住所)を、ホームページのサーバーに伝える機能を搭載しているため、アクセスしたユーザーに適した情報を表示させることも可能で、新たなマーケティングツールとして活用できる、としている。

 専用ソフト『Hatch inside version2.0』は、同社のホームページからダウンロード可能。また、7月20日から8月末まで、キャンペーンを展開、同社のページでゲームやクイズ、プレゼントの抽選を行なう。



 同社の名和正夫社長は、「'96年8月に同サービスを開始して以来、約2万件のホームページが番号によってアクセスできるようになった。サービスを強化することで、アクセスできるホームページを増やしたい」と挨拶。同社では、同サービスでインターネットにアクセスするユーザーは、'98年度末までに、およそ60万人に達すると予測、このうち10万人が自分の属性データを登録する、と見込んでいる。(報道局 佐藤和彦)

http://www.hatch.co.jp/

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