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ロータス、『ロータスコンポーネンツ R2.0』をプレビュー ――ノーツの情報を簡易表示する『ノーツティッカー』を提供

1998年06月10日 00時00分更新

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 ロータス(株)は、表計算やグラフ作成などの機能をモジュール化し、それらを組み合わせることで柔軟なアプリケーションの構築を可能にするソフトウェアコンポーネント『ロータスコンポーネンツ R2.0』の機能概要を発表した。

 同製品は、昨年から発売されているロータスコンポーネンツR1.0のバージョンアップ版で、R1.0で提供されていたコンポーネントを機能強化したものに加え、新たに4種類のコンポーネント(と1つのアプリケーション)が提供される(表“ロータス コンポーネンツ R2.0で提供されるコンポーネント一覧”)。

 発売は本年第3四半期の予定で、価格は未定。

ガントチャートを作成する『プロジェクトコンポーネント』
ガントチャートを作成する『プロジェクトコンポーネント』



●ノーツティッカー R1.0を単体でも発売

 ロータスコンポーネンツR2.0には、ノーツデータベースに格納されている文書のデータをクライアントのデスクトップに常時表示するアプリケーションソフトウェア『ノーツ ティッカー R1.0』が含まれるが、ロータスは、これを単体製品として6月末までに発売することを明らかにした。

“プッシュ”的にノーツDBの情報を表示する『ノーツティッカーR1.0』
“プッシュ”的にノーツDBの情報を表示する『ノーツティッカーR1.0』



 ノーツティッカーは、ノーツデータベース上の指定したデータを、Windowsデスクトップ上に電光掲示板のようにスクロールさせながら表示するソフトウェア。これにより、たとえば、特定のノーツデータベース内の未読文書のタイトルをティッカーに表示し、ユーザーが未読文書の有無をチェックする手間を軽減させることができる。また、ティッカーに表示されるヘッダをクリックしその文書を簡易表示する『ノーツ文書ビューア』も搭載され、ノーツクライアントを常時起動しておかなくても、気軽にノーツデータベースの情報を確認することもできる(ティッカーのヘッドラインをダブルクリックすれば、ノーツクライアントを起動しその文書を表示させることも可能)。

 動作環境はWindowsのみ(ノーツクライアントが必要)で、価格などは近日中に発表される予定。(風穴 江)

http://www.lotus.co.jp/

コンポーネント名 機能概要
■R1.0から機能強化されたコンポーネント
表計算コンポーネント 表計算ワークシート
グラフコンポーネント グラフ作成(表計算とも連携)
作図コンポーネント ドローツール
コメントコンポーネント 付箋紙のようにコメントを付加
スケジューラコンポーネント スケジュール一覧表の作成
■R2.0で新たに加えられたコンポーネント
プロジェクトコンポーネント ガントチャートの作成
ファイルビューアコンポーネント ビットマップファイルなどを表示
イメージキャプチャコンポーネント 画像取り込み(TWAINに対応)
アニメーションGIFコンポーネント アニメーションGIFの埋め込み表示
ノーツティッカーR1.0 ノーツDBの内容を簡易表示

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