現在、秋葉原のショップではKT133搭載マザーが絶望的な品不足状態。一部のショップに数枚入ると、途端に売り切れになってしまう。ほとんどの人には入手不可能となっている、と言ったほうが正しいかもしれない。
これまで出荷が確認されているKT133搭載マザーボードは、GIGABYTEの『GIGABYTE
GA7ZM』、MICROSTARの『MS6330(K7TPRO)』『MS6340』、FICの『AZ11』、Soltekの『SL-75KV』がある。Thunderbird、DuronなどCPUの発売が先行し、こうした初物CPUを買ってしまったユーザーのなかには、マザーの登場を待っている人が結構多い。筆者も『これが最後の一枚です』という店員の言葉を何度も耳にした。また、一部のショップでは、大手のASUSが中旬には出てくる、いや下旬にならないと出てこないなど、噂ばかりが先行する状態となっている。
そんななか、秋葉原のパーツショップのひとつ『OVERTOP』では、入荷予告のビラを店舗前の看板に掲載しはじめた。それによると、製品はSoltekのSL75KVとBIOSTARのM7VKB。時期は週末と書いてあり、その横にわざわざ80%と入荷確率まで表示している。裏を返せば入らない可能性もわずかながらあるということだ。店員の話によると10~20枚が入荷予定だという。
OVERTOPの店舗前にでている看板。KT133マザーの入荷予告が表示されている |
SoltekのKT133マザーは、すでに一部のショップで発売されているため、それほど珍しいものではないが、BIOSTARのマザーはユーザーが目にするはじめての製品となる。BIOSTARのホームページ(http://www.biostar.com.tw/)を見る限りでは、同社はKT133マザーとしてATX版とMicroATX版を用意しているが、OVERTOPに入荷するのはATX版のようだ。
細かい仕様は不明であるが、KT133マザーを探しあぐねているユーザーにとって、今週末の秋葉原は要チェック、かもしれない。