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ソニー、1.3GBの容量を持つ倍密度CD-ROM“Double Density”の規格を策定

2000年07月05日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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ソニー(株)は、現行のCD-ROMやCD-Rに比べ2倍の記憶容量を持つ倍密度のCD規格“Double Density CD-ROM/-R/-RW”規格(DDCD規格)を策定したと発表した。DDCDは現行の規格を拡張したもので、既存の製造技術や生産設備を応用することができるため、ソニーでは他の大容量メディアに比べ安価に生産することができるとしている。

DDCDでは現行のCD-ROM/-R/-RW規格をベースとし、トラックピッチとピット長を縮小することで、従来比で2倍となる1.3GBの容量を実現したという。このほか、エラー訂正機能やアドレス方式も拡張されている。

メディアのサイズや読み取りに使用するレーザーの波長は現行規格と同一で、1セクターあたりの容量も2048Byteと現行規格と変わりない。トラックピッチは現行の1.6μmから1.1μmに縮小されたほか、最小ピット長も0.833μmから0.623μmへと変更されている。また線速度は、現行の毎秒1.2~1.4mから毎秒0.9mへと遅くなった。

ソニーではオランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社と共同で、DDCD規格のライセンス供与を9月から開始する。

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