富士通(株)は16日、製品部材のネット調達を行なう“場”を提供するサービス“ProcureMART”を同日開始すると発表した。日本とアジア10拠点から始めて、順次世界へ拡大するという。
同サービスは、バイヤーとサプライヤー間の製品部材取り引きを、インターネット上のEDI(電子商取引)で行なうためのもの。2002年には、日本とアジアで合わせて2万社の参加を目指すという。
6月には計画情報や注文情報などをやり取りする“注文EDIサービス”を開始し、その後、個別見積方式や入札方式などを取り込んだ“見積りEDIサービスを提供する。サポートは、各地の同社グループ企業が地域に密着して行ない、第2次サポートはシンガポールにある富士通アジア(FAPL)で行なう。ユーザーは、各国の商習慣や言語の違いなどを気にせずに、同サービスを利用できるという。
初期登録費用は、 バイヤー企業が12万円からで、サプライヤー企業が1万円から。月額費用は利用量に応じた従量制となる。
サービス提供地域は、日本、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム。