インテル(株)は6月1日、Ethernetスイッチ『Intel NetStructure
ギガビット・イーサネット・スイッチ』5製品を7月14日に発売すると発表した。販売は販売代理店の昭和電線電纜(株)を通じて行なう。発売するのはEthernetスイッチ『Intel
NetStructure 470Tスイッチ』(価格は89万8000円)、『同 470Fスイッチ』(同174万円)、『同
480T ルーティングスイッチ』(同198万円)の3製品、および既存製品の『Intel
Express 460Tスイッチ』用のアップリンクモジュール『Intel Express 460Tスイッチ用1000BASE-LXモジュール』(同39万9000円)、『同
1000BASE-Tモジュール』(14万7000円)の5製品。
このうち470Fスイッチを除く製品は、光ファイバーではなく、既存の銅線ケーブルを利用して、毎秒1Gbitのデータ転送速度を実現する。広く普及しているカテゴリー5の銅線ケーブルがそのまま利用できるため、LAN環境の性能をより簡単かつ低価格な方法で向上できるという。
『Intel NetStructure 470Tスイッチ』 |
『Intel NetStructure 470Tスイッチ』および『470Fスイッチ』はエントリーレベルのGbitスイッチ。470Tスイッチは100/1000BASE-Tを6ポート、GBIC(Gigabit
Interface Converter)を2ポート装備する。470Fスイッチは光ファイバーをベースにした1000BASE-SXを8ポート装備する。両製品ともにレイヤ2スイッチング機能を持ち、ワークグループでスイッチを統合して使用する場合や、Eビジネス用とのサーバーとの接続に最適としている。両製品ともに本体のサイズは幅44.1×奥行き36.7×高さ4.36cmで、重さは4.9kg。電源は90~135/180~260V(自動検出)。消費電力は470Fが14.88BTU/hrで、470Tは18.26BTU/hr。
『Intel NetStructure 480T ルーティング・スイッチ』 |
『480T ルーティング・スイッチ』はデータセンター向けのGbitスイッチ。100/1000BASE-Tを12ポート、GBICを4ポート装備する。802.1pパケット優先順位制御や帯域幅の管理などのQoS機能を持つ。また、オプションのソフトウェアアップグレードにより、OSPFやIPXルーティング、DVMRP、PIMマルチキャストルーティングなどのレイヤー3ルーティング機能をサポートする。サイズは幅44×奥行き48.51×高さ8.53cmで、重さは9.85kg。電源は90~264V(自動検出)で、消費電力は258W。