サン・マイクロシステムズ(株)は22日、ビジネスのドットコム化(ネット経済への移行)に向けたユーザーの概念や構想を、ハードとソフトを使用して検証するための施設“iForce
Ready Center Tokyo”を、23日に東京本社に開設すると発表した。
同センターでは、専任のエンジニアや同社のプラットフォームに関連した基盤技術を提供するほか、あらかじめ想定されたビジネスモデルの検証環境“ソリューション・セット”を用意している。電子商取引モデルやアプリケーション統合モデルなど10種類あり、今後もさまざまなモデルの開発を行なっていくという。
総床面積は430平方メートル。サーバールーム、大小7室のワークルーム、AVルーム、オープン・デモ・スペースを備えている。サーバールームには、ラックマウント型ワークグループサーバー『Sun
Enterprise 420R』を中心とするワークグループサーバー製品群とサービスプロバイダー向けラックマウント型サーバー製品群『Netra
シリーズ』がストレージ製品群とともに設置される。利用者はカードシステムによりセキュリティーの確保されたワークルームから、デスクトップワークステーションや『Sun
Ray 1』を使用し、Fast Ethernet/Gigabit Ethernetのネットワーク経由で検証を行なえる。ソフト製品として、同社製品やiPlanet製品のほかに、既に発表した“iForceイニシアティブ”賛同企業の製品を利用できる。
受付は23日に開始し、6月5日から利用できる。アプリケーションプログラムの作成やコンサルティングなど、別途工数を要する場合を除き、設備/機器/ソフトの利用は無料となる。