インテル(株)の5月2日の発表によると、米インテル社は現地時間の5月1日、米Excalibur
Technologies社と共同でインタラクティブ・メディア・サービスの会社を設立すると発表した。新会社は、スポーツやエンターテイメント番組などの制作会社が、音声やビデオを利用したコンテンツを制作し、インターネット配信を行なえるように、核となるインターネット技術を提供し、コンテンツのインターネット配信に必要とされる全てのソリューションを提供するとしている。インテルは同社のインタラクティブ・メディア・サービス事業部を新会社に移管するとともに、1億5000万ドル(約162億円)を出資し、新会社株式の60%を所有する予定にしている。60%の内訳は、議決権付株式の49%を取得し、残りを無議決権株式で受け取るという。Excaliburは同社の全事業を新会社に統合し、同社株式は新会社株式の40%に交換する予定となっている。Excaliburの株主は、保有するExcalibur株式1株につき、新会社株式1株を取得する予定で、Excaliburの議決権付株式の29%にあたる株主が、今回の計画に賛成しているという。そのほかの財務に関する詳細は公表していない。
新会社は、関連当局ならびにExcalibur株主の承認を受けたのち2000年第3四半期に設立する予定となっている。インテルのRonald
J. Whittier(ロナルド・J・ウィッティア)上席副社長が同社を退任し、新会社の会長兼CEOに就任し、ExcaliburのPatrick
C. Condo(パトリック・C・コンド)社長が、新会社の社長兼COOに就任する予定となっている。