日本アイ・ビー・エム(株)の19日の発表によると、米IBM社は現地時間の18日、2000年度第1四半期(2000年1~3月)の業績を発表した。売上は193億4800万ドル(約2兆315億4000万円)で、前年同期比4.8パーセントの減少となり、純利益は15億1900万ドル(約1594億9500万円)で、1株あたりの利益は85セント(約89円)となった。同社のLouis V. Gerstner, Jr(ルイス V.ガースナー,Jr)会長兼CEO(Chief Executive Officer)は「予想していた通り、当四半期は過渡期の様相を呈した。多くの大企業のユーザーに関して、Y2K問題を原因とする営業成績の伸び悩みが当四半期末まで続いた。また、これまでに発表した一連の措置が当四半期の収益を圧迫した。しかし、サーバー事業野業績が回復し、Eビジネスサービスやデータベース、ウェブアプリケーションソフトウェア、カスタムチップといった成長分野の事業が揃って好調な業績を上げたことで、1株あたり利益を増加できた」とコメントしている。