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日立デジタル平凡社、インターネットによる『世界大百科事典』検索サービスの対象を一般に拡大

1999年12月14日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(株)日立デジタル平凡社は14日、インターネットによる『世界大百科事典』検索サービス“ネットで百科@Home”を開始した。同社はこれまで、CD-ROM大百科事典『世界大百科事典』を購入し会員登録をしたユーザーのみを対象に同様のサービスを展開してきたが、このたびその対象を一般に拡大した。

“ネットで百科@Home”のトップページ
“ネットで百科@Home”のトップページ



サービスメニューは、以下の4つ。サービス利用時に『世界大百科事典』のCD-ROM/DVD-ROMは不要だが、世界大百科事典サーチの地図表示機能を使う場合は、『世界大百科事典』のCD-ROM/DVD-ROMが必要。

(1)世界大百科事典サーチ:『世界大百科事典 第2版』のCD-ROM/DVD-ROMに含まれるコンテンツ(本文/モノクロ図版/一部のカラー図版)の検索。検索方法は、これまでのデュアル連想検索*/テーマ年表検索/テーマ地図検索に加え、新サービスより全文検索が可能となった
(2)デジタル月刊百科:人文/社会/自然など各分野の研究者や編集者よる学問の最先端レポート、書評
(3)ブックフォーラム:出版社やオンライン書店などのサービスに対するリンク
(4)オンラインショップ:CD-ROM事典/辞典、ソフトなどの販売

*
入力したキーワードについて、『世界大百科事典』と『百科年鑑 1999』のコンテンツから関連する項目をリストアップ、それらの関連性をツリー状グラフを使って表示するというもの。この検索システムは、(株)日立製作所基礎研究所で開発された“DualNAVI検索モデル”を採用している。なお、そのほかの検索システムは同中央研究所で開発された“軸付け検索”を採用している

デジタル月刊百科 12月号目次と、新刊書評
デジタル月刊百科 12月号目次と、新刊書評



“ネットで百科@Home”の必要システムは、Internet Explorer 4.0以降または、Netscape Navigator 4.06以降のウェブブラウザーおよび、同社サイトにて配布する専用検索プログラム。サービスの料金体系はは、 1回のログインが100円で最長6時間まで利用できる“ときどき利用コース”と、年会費3600円で無制限に利用できる“年間利用コース”の2つ。決済手段は、ときどき利用コースがプリペイド方式(BitCash/Web Money)、年間利用コースがクレジットカード。

なお、5月にスタートした年間契約の会員制サービス“ネットで百科”は、新サービスの年間利用コースに吸収される。

同社は今後、大学・公共図書館・企業等へのサイト単位での“ネットで百科”サービスの提供、小中高校の教師のためのウェブサイト“マイペディア@School”開設や、その日の歴史上の出来事などがiモードの携帯電話でひける“電話で百科”サービスなどを予定しているという。これらのサービスの詳細については、今月内の発表を予定しているという。

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