(株)ジャストシステムは7日、インターネットを機軸とした新規事業を展開するにあたり、その第1弾として、インターネットで投資信託の情報提供サービスを行なう新会社“投信市場(とーしんいちば)株式会社”を11月に設立し、同日サービスを開始すると発表した。資本金は1億1000万円。
同社が展開する新規事業では、同社の日本語処理技術やConceptBaseの情報検索技術を利用することにより、インターネットを機軸としたサービスや機能を提供していくという。資本提携も含めた事業提携や、スピーディーな意志決定のために新規事業を別会社化し競争力のある事業を推進するという。
新会社では、多様化・複雑化している金融商品・サービスの知識や情報を、ユーザーに分かりやすく提供していくという。また、日本ファンドコンサルタント協会と協力体制を取っていく。
サービスの内容は、(株)大和総研提供の約2000件の追加型投信信託データの提供、日本ファンドコンサルタント協会所属の独立系ファイナンシャルプランナーによる相談サービス、ユーザー同士のコミュニケーションの促進、投信ニュースや、投資信託に関する知識習得の場の提供など。
なお、日本ファンドコンサルタント協会は、自己責任時代の個人の資産運用を支援するために、投資信託などを始めとするファンドの啓蒙と普及などを目的として'99年に設立された。会員は独立系ファイナンシャルプランナーに限定し、一般の生活者・個人投資家が安心して相談できるコンサルタントの育成に力を注いでいるという。