イーエムシー ジャパン、データバックアップシステム『EDM Symmetrix Connect』にWindows NTサポートを追加と発表
1999年09月20日 00時00分更新
イーエムシー ジャパン(株)は、同社の大規模ネットワーク向けデータバックアップシステム『EDM
Symmetrix Connect』にWindows NTベースのデータについてもサポートを開始する、と発表した。マイクロソフト(株)の『Exchange』『SQL
Server』といったアプリケーションに対応し、ネットワークに負荷を与えることなく高速なバックアップ/リカバリーが可能だという。
大容量データのバックアップを自動で行なうEDM(EMC Data Manager)システム |
EDM Symmetrix Connectは、同社が大規模ネットワーク向けに提供している、データのバックアップシステム。例えば、多数のサーバーのデータをバックアップする場合、ネットワークを経由してバックアップ作業を行なうと、ネットワークトラフィックを増大させることになる上、データ転送速度も遅くなる。またサーバーごとにバックアップ装置を接続した場合は効率とコストが問題になる。
EDM Symmetrix Connectでは、各サーバーに直接、SCSIかFibreChannel経由でDLT(Digital
Linear Tape)ドライブなど大容量ストレージ機器を接続し、各サーバーのデータを一元的にバックアップする。ネットワークとサーバーに負担をかけないため、バックアップのためにシステムを停止させたりする必要がないほか、1時間に最大数百GBの高速バックアップが可能だという。
同システムはこれまでUNIXベースのアプリケーションのみの対応だったが、新システムでは、日本オラクル(株)の『Oracle8』、マイクロソフトの『Exchange
5.5』『SQL Server 6.5』といったWindows NTアプリケーションと、Windows NTファイルをサポートした。
新システムの発表について同社は、「ネットワークにおいてWindows
NTが占める割合は増大しており、NTにおいても安心して運用できるシステムを提供していきたい」としている。システムの価格は2100万円から。