このページの本文へ

ビーイング、中小建設会社のCALS/ECを支援するシステム『BeingsCALS』を発表

1999年09月20日 00時00分更新

文● 編集部 堀田ハルナ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

土木建設業界に積算システムなどを提供する(株)ビーイング(本社・三重県)は、建設省の進める“建設CALS/ECアクションプラン”を受け、中小建設会社のCALS/EC対応を支援するパッケージ『BeingsCALS』を発表した。このパッケージは、工事管理、出来形管理、写真管理における行政機関への提出書類を管理・作成し、インターネット上でのやり取りを可能にするソフトをパックにして販売するというものだ。

*CALSは、Continuous Acquisition and Life-cycle Supportの略で、通常“生産・調達・運用支援統合情報システム”と訳される。他企業間でのデータ交換や共有のため、情報を一定の基準に則って電子化するというもの。

挨拶に立った津田能成代表取締役社長挨拶に立った津田能成代表取締役社長



『工事管理システム』は、建設省や各自治体への提出書類を作成するソフトである。画面上に表示されるウィザードに必要事項を入力すると、あらかじめソフトに組みこまれている各都道府県の書式に準じた書類が作成できる。また、この書類をワンクリックで、電子メール送信することも可能だ。

『出来形管理システム』には簡単なCADシステムが付くため、展開図や管理図表を作成できる。『写真管理システム』は、画像形式も建設省の指定に準拠しており、XML形式での出力も可能になっている。

価格は、工事管理システムが8万円、出来形管理システムが35万円、写真管理システムが10万円で、3製品のパッケージは50万円となっている。販売は同社の営業所及び販売代理店で行なう。対応OSは、いずれのソフトもWindows 95/98/NT4.0。

挨拶に立った津田能成代表取締役社長は、「自力ではなかなかCALS/ECに対応しきれない中小の建設業者が、このシステムによってCALSの世界に入れるようになれば」と語った。同社では、今年度中に1500本、来年度1万本の販売を見込んでいる。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン