メラント(株)は7日、企業向けの業務ソフトウェア開発管理ツール『PVCS
Version Manager 6.5』を30日から出荷すると発表した。
PVCS Version Managerは、企業向けの業務アプリケーション開発する際に、その工程を管理するためのツール。ソースコードに加えられた変更の履歴を管理し、トラブルや不具合があった場合は、書き換える前の状態に戻すことが可能。また、開発者が複数参加するプロジェクトの場合、誰が、いつ書き換えたかを記録として残すこともできる。
米メラント社のTerri Crowlyマネージャー |
メラントの川井光宏マーケティングマネージャー |
今回発表されたPVCS Version Manager 6.5では、ユーザーインターフェースを刷新し、複数のデータベースを管理できるように改善されている。インターフェースは、エクスプローラーを模したデザインに改められており、ツリー構造のディレクトリーをたどる感覚で操作できる。これにより、ディレクトリー構造の把握が重要となるJavaやウェブサイトの管理もサポートできるとしている。
メラントの川井光宏マーケティングマネージャーは、「今回のPVCSには非常に期待している。久々のメジャーなバージョンアップとなった。米国ではすでにリリースされており、日本でも既存ユーザーからの引き合いが集まっている。これらと新規ユーザーの開拓も合わせ、150~200社、2000ライセンスの販売を目指す」と語る。
PVCS Version Manager 6.5の価格は1ライセンス当たり9万6000円。対応プラットフォームはWindows
NTおよびWindows 98/95。なお、UNIX版については、'99年の第3四半期のリリースを目指すという。