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HP、1年後をめどに電子計測・電子部品部門を分社化へ

1999年03月03日 00時00分更新

文● 報道局 中山実

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 米ヒューレット・パッカード社(HP)は2日(現地時間)、同社を2つの独立した会社に分社化すると発表した。2日に行なわれた特別取締役会で再編計画を承認しており、今後12ヵ月から18ヵ月以内に、分社化を完結するという。

 新しい2つの会社は、計測機器などが中心のメジャメント会社(社名未定)と、パソコンが中心のコンピューティング&イメージング会社(社名:ヒューレット・パッカード)。実際にはHP本体からメジャメント部門を独立させ、分社化させることとなる。

 メジャメント会社は、電子計測、電子部品、化学分析、医用電子の各事業で構成される。また、コンピューティング&イメージング会社は、エンタープライズ・コンピューティング・システム、ソフトウェア&サービス、PC、プリンティング&イメージング・ソリューションの各事業で構成される。

 分社化の理由としては、人員の削減が目的ではなく、市場の変化が激しいこの2つの分野で、それぞれ迅速な対応を行なうためとしている。

 新しいメジャメント会社の最高経営責任者(CEO)には、現執行副社長のEdward W. barnholt(エドワード・バーンホルト)氏が内定している。なお、新しいコンピューティング&イメージング会社のCEOは未定。

 日本ヒューレット・パッカード(株)では、日本法人を分社化するかどうかについて、米国での分社化の影響や日本の市場状況などを参考にしながら方針を決定するため、現時点では未定としている。

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