日本ビクター(株)は、エンターテイメント情報配信サービス“j・E
net”において、競馬情報の配信を4月1日に開始する。JRA(日本中央競馬会)の関連会社で、競馬情報の配信サービス“JRA-VAN”を運営する、(株)ターフ・メディア・システムからデータの提供を得て、出馬表や成績、馬体重、オッズなど“JRA-VAN”と同様のデータを配信するほか、j・E
netオリジナルデータとなる各競走馬の能力指数データ、競馬新聞記者からの情報や騎手へのインタビュー記事などの提供も行なう。“j・E
net”とターフ・メディア・システム社とを専用線で結ぶことにより、“JRA-VAN”と時間差なく、データの提供が可能だという。
サービスの提供はNTT回線を利用したビデオテックス網を使って行なう。利用するには、パソコンとモデム、ビデオテックス用の通信ソフトが必要となる。通話料は全国均一で、平日8時~19時の間は90秒当たり90円。平日の上記以外の時間と土日祝日は、150秒当たり90円。また、通話料のほかに、1分当たり5円のj・E
netシステム使用料と、情報取得料が必要。
情報取得料は、JRA-VANデータの場合は、テキストデータが1200B当たり1円、バイナリーデータが360B当たり1円で、“JRA-VAN”と同一料金となっている。j・E
netオリジナルデータやインタビュー記事などは1件当たり100円程度。なお、j・E
netオリジナルデータやインタビュー記事などを取得するには、“j・E
net”のメンバーとなる必要があり、年会費5000円が必要となる。また、日本ビクターでは、Windows3.1/95用とMacOS用の『j・E
Term』を2000円(メンバーは1000円)で販売する。
ビデオテックス網のホスト名は“j・E net
競馬情報”、センター番号は“166.31122”、通信速度は9600bpsとなる。なお、“j・E
net”の実際の運営は、同社の100パーセント子会社の(株)ベネフィット
オンラインが行なう。秋にはインターネットを使った情報提供も予定しており、初年度で3万人の会員獲得を見込んでいる。(報道局
中山実)
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