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富士フイルムがデジタルカメラのデータをCMYK変換するソフトを発売

1998年02月05日 00時00分更新

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 富士写真フイルム(株)は、デジタルカメラで撮影した画像データを印刷用途向けの高品位データに変換する画像処理ソフト『PICTUNE(ピクチューン)』を発売した。



 デジタルカメラで撮影したデータは一般にRGBの画像データであるが、CMYKデータを基本とする印刷や製版に利用する場合にデータを変換すると色が合わなくなったりするほか、色変換作業そのものにも熟練が必要とされていた。 PICTUNEは、同社の電子映像分野や印刷分野のノウハウを活かしたソフトウェアで、RGB画像データを高品位で従来より容易にCMYKデータへ変換するソフト。同社の「ファジィオートセットアップ機能」により自動変換できるほか、アシスト機能により「美しい肌」「美しい空」「ハイライトを美しく」などのわかりやすい指示で色調整を簡単に行なえる。色変換のほか、解像度/サイズの変換、シャープネス処理の機能を搭載し、入力画像データフォーマットはTIFF(RGB)、JPEG、EXIF、出力データフォーマットはTIFF(CMYK)、RGB、グレー、2値、EPS(CMYK)、DCS、SCITEX CT。あらかじめ同社のデジタルカメラ「DS-300/DS-505A・515A」「HC-2000D」などのカラープロファイルが登録されている。

 さらに、高度な色変換が必要な製版用途向けにトーンカーブやカラーコレクションなどの調整機能を備えた『PICTUNE PRO』も併せて発売される。

 価格は、PICTUNEが9万8000円、PICTUNE PROが29万8000円。いずれもPowerMacintosh用で、対応OSは漢字Talk7.5以上。(アスキー編集部 行正和義)

http://www.fujifilm.co.jp/

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