米8x8社は、同社のTV電話システム『ViaTV Modular Videophone』ファミリーに、デスクトップ型の『model
VC150』を追加した。2月初旬の発売予定で、価格は649ドル。
VC150は液晶ディスプレー、デジタルカメラ、アナログモデムが一体となったTV電話システムで、一般のプッシュホンや同社が発売する専用電話と接続して使用する。操作は電話で行なえる。パソコンは不要で、通常の電話回線を利用するため、電話料金以外の通信料金もかからない。
11万2320画素の4インチTFTフルカラー液晶ディスプレーを搭載し、プロセッサーには、自社開発の72MHz-VCP（Video
Communications Processor）を採用。なお、ViaTVファミリーは、いずれもTV電話の標準規格H.324に準拠している。
同社社長のKeith Barraclough氏は、「VC150は高画質で操作も簡単。TV電話が一般電話のように普及するには、まず簡単に操作できることが必要だ。それこそ、専門家からおばあちゃんまで操作できるようにならないと」と述べている。
また同社は、ViaTVファミリーの『model VC55』で、米AT&T社が提供するインターネット接続サービス“AT&T
WorldNet Service”のサポートを開始したことも発表した。
これにより、VC55を利用してAT&T WorldNet Serviceへのオンライン登録や通信料金の精算が可能となる。
VC55はWebブラウザーを搭載したTV電話システムで、'97年9月に発売された。Webブラウザー、Eメールソフトを同梱し、価格は399ドル。一般のTVおよびプッシュホンを接続するだけで、TV電話、Webブラウジング、Eメールの送受信が行なえる。
AT&T WorldNet Serviceは毎月19.95ドルで無制限のアクセスが可能なインターネット接続サービス。'97年12月15日から開始された新サービスでは、毎月10時間までの利用料金が一律9.95ドルで、10時間を超えた場合、1時間あたり2.50ドルの追加料金が徴収される。（報道局 浅野広明）
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