パソコン通信大手のエーオーエル・ジャパン（株）は、米Citizen
America社長の佐藤英丸氏が20日付で社長に就任した、と発表した。
今回の社長交代の理由として、同社は三井物産から出向していた、西岡重機前社長の健康問題をあげている。「西岡氏は、かねてより体調を崩し、毎日出社できるような状況になかった」という。そこで、社長業務をきちんと行なえる人材を求めて社長交代に至ったようだ。なお、西岡氏は、出向元の三井物産情報産業部へ戻ったという。
なぜ佐藤氏が抜擢されたかという点については、同社は「株主の会社から、というように限定せず、ヘッドハンティング会社を利用して、広く人材を捜し出した結果」としており、「前社長の健康問題以外には、社長交代の大きな理由はない」としている。
佐藤氏は、'53年生まれの44歳。大阪府出身。'78年早稲田大学理工部卒、'80年米Stanford大学大学院工学部修士課程卒、同年日本ユニバック（株）入社、'88年シチズン時計（株）入社後すぐに米Citizen
Systems社に出向、超小型パソコンの開発およびマーケティングなどに従事。'96年米Citizen
America社の社長に就任。（報道局 佐藤和彦）
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