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長野オリンピック近し、IBMのCMにも注目だ!!

1997年12月18日 00時00分更新

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 “ミズスマシ”発言や、チケットの売れ残り、男子滑降のスタート地点問題など、本来の話題以外のところで盛り上がりを見せてきた感もある'98年長野冬季オリンピック。

 開会まで2ヵ月を残すところとなり、注目選手の調子も気になるが、スポンサー各社のキャンペーン広告も目立つようになってきた。某ビール会社のCMではスキーノルディック複合の荻原選手や男子スピードスケートの堀井選手など、スポーツ好き以外の人にも知られている代表選手を起用し、大キャンペーンを仕掛けている。

 そんな中、ちょっと変わったオリンピック選手を起用しているのが、日本アイ・ビー・エム(株)のCM。登場するのは、カーリングやモーグルなどのなじみの薄いスポーツと、有名でもなければ、メダルを期待されているスターでもないオリンピック選手たち。こうした種目に、一生懸命ベストを尽くしている選手たちに焦点を当てているのだ。

 同社では、「こんなスポーツも長野オリンピックの種目にあるんですよ」という視聴者への問いかけの中で、オリンピックはもっと身近で楽しいものだということを伝えていきたいという。全部で5バージョン用意され、オリンピック期間が終わるまで順次放映される。

 現在は、デンマークの女子カーリングチームと、フリースタイルスキー(モーグル)の日本代表候補選手、上村愛子さん(18)を起用したバージョンをテレビCMなどで展開中。上村選手は、'94年の全日本選手権でいきなり3位になり、ワールドカップでも表彰台に上がるなど、日本フリースタイルスキー界で期待されている若手のホープだ。オリンピックでの活躍も期待したいものだ。

 



 「モーグルって知ってます?」

 お茶の間に問いかける少女は、'98年2月、長野の急斜面をメダルを賭けて跳ぶ。(報道局 井上哲郎)

※日本アイ・ビー・エムのCMは、テレビ朝日の『ニュースステーション』などで現在放映中。

http://www.nagano.olympic.org/

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