(株)マクニカは、米Paradyne社のHDSL(High-bit rate Digital Subscriber
Line)製品『HotWire(ホットワイヤー)』シリーズの販売を12月中旬に開始する。価格は39万8000円から。これは、Paradyne社の日本法人であるパラダイン・ジャパン(株)と販売代理店契約を結んだもので、マクニカのネットワーク事業部によれば、「このシリーズの主力は『HotWire
7924/7925』の2製品」だという。
HotWire 7924/7925は、CAPテクノロジーを搭載したHDSL製品で、既存の電話回線を利用して、動画や音声などのマルチメディア情報が送受信できる。アナログ電話サービスやISDNなど他システムとの共存が可能で、1組あるいは2組のケーブル上で展開される回線や多重アクセス回線でのデータ伝送も行なえる。
HotWire 7924は64K~1.536Mbpsまでの9種類の転送速度に対応し、ケーブルは10キロメートルまで延長可能。端末インターフェースは、DSX-1、V.35。HotWire
7925は64K~2.048Mbpsまでの9種類対応で、11キロメートルまで延長可能。端末インターフェースはG.703/G.704およびV.35。
同社ではインターネットの接続だけでなく、LANの延長への応用も見込んでおり、光ケーブル使用時に起こる工事費用や敷設場所などの問題も同製品によってクリアーできるとしている。(報道局 浅野広明)
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