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三菱電機、人間の網膜機能を応用したICを出荷開始

1997年11月25日 00時00分更新

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 三菱電機(株)は、人間の網膜機能の概念を利用した人工網膜チップIC『M64282FP』を開発した。'98年2月にサンプル出荷、春には量産出荷を開始する。サンプル価格は3000円。

 同製品は、128×128個の画素センサーと、感度可変・輪郭強調・輪郭抽出画像出力・ネガポジ切り替えなどの画像データ処理回路を1チップに集積しており、人間の網膜のような特徴抽出、並列処理を可能にした。消費電力は15mW。これにより、従来のCCD(Charge Coupled Device)を利用した画像処理システムと比べ、10倍以上の処理速度、10分の1以下の消費電力のシステムが構築できるとしている。

 16ピン小型透明樹脂パッケージを採用。大きさは11.1×6.9ミリで、同社は小型携帯機器、特に画像入力装置、ゲーム機、PCインターフェース装置などへの応用を見込んでいる。すでに、任天堂(株)が採用を決定しているという。(報道局 浅野広明)

http://www.melco.co.jp/service/

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