このページの本文へ

セキュリティパーフェクトガイド(その3)

2000年08月02日 00時00分更新

文● 池田圭一、編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
ASCII network PROロゴマーク


教育目的から企業の生産性向上まで 最も有名なインターネットフィルタ

アスキー

サイバーパトロール

 Webサイト上のコンテンツに対し、一定の条件で分別を行ない、ユーザーが不適切な情報を閲覧できないように規制するフィルタリングツール。米The Learning companyが開発、アスキーが日本総代理店として日本語化、日本の独自情報の追加、販売を行なっている。

 今までは未成年や教育目的で用いられる家庭向けのスタンドアロン版(ダイヤルアップユーザーを対象)が中心だったようだが、最近では不要なインターネットアクセスを規制して企業の生産性を向上させる目的でも用いられることが多い。こうした用途に対応したラインアップとしては、クライアント/サーバ環境に組み込む「Corporate版」、さらに企業のプロキシサーバに組み込む「Proxy版」が用意されている。Proxy版の対応製品はWindows NT版がMicrosoft Proxy Server、Solaris版がSquid、Netscape Proxy Server、Firewall-1、Linux版がSquid。

 インターネットコンテンツ(グラフィックスまたはテキスト)を独自の基準で分類し、不適切な「CyberNOTリスト」、推奨されるべき適切な「CyberYESリスト」にまとめている。なお、CyberNOTリストは、SafeSurfとRSACiを含むPICSのレイティング基準もサポートし、そのCyberNOTサイトへのアクセスを制限したり、CyberYESサイトへのアクセスのみを許可したりすることで、アクセス規制を行なう。

 規制の対象となるインターネットサービスは、WWW、FTP、Gopher、IRCなどで、各サービスをドメイン単位、URL単位で規制できる。また、特定サイトのサービス(FTP、Telnet、SMTPなど)に対するアクセス規制も可能であり、コンテンツフィルタリングだけでなく、ファイルダウンロードによるコンピュータウィルスの感染なども防止できる。

 ライセンス料は、スタンドアロン版が6800円、Corporate版(25ユーザー)が19万6000円~、Proxy版(NT版)が60万円、Proxy版(UNIX版)が98万円などとなっている。

問い合わせ先

アスキー・ネットメディア事業部
http://www.netmedia.solution.ne.jp/
TEL:03-5351-8590
E-Mail:info@solution.ne.jp

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ