1) 写真整理はサクサクできる?
当然だがはじめに確認しておくと、ぼくはオンライン雑誌の編集者だ。紙・ウェブを問わず、雑誌編集者は相当な枚数の写真を扱う。1枚だけでもけっこう重い写真を次々にプレビューし、使えるカットを選ぶのが仕事の1つだ。
だから写真をサクサクと開いてくれないとはっきり言って仕事にならない……と思っていたのだが、実際1枚1枚プレビューしてみると体感速度でなかなか速い。1枚2MBの写真データであれば、1秒程度のラグで次から次に送っていける。
ちなみにPCMark05の総合スコアは1850ポイントと、先日レビューを掲載したEee PC 900HAの1559ポイントと比べてかなり高め。やはりグラフィックス性能の部分がリードしているようだ。というわけでまず第1点目はクリア。
2) 取材先でバッテリー切れしたりしない?
雑誌編集者の仕事は取材先とデスクの往復が多い。新製品発表で記者会見が開かれる、今こそ逢っておきたい作家がいる、兄貴の出演するイベントがある……となったらすぐに飛び出し、その場でメモをしておくこともしばしば。
だからこそバッテリーが会見中に切れたら最悪なので、あらかじめBBenchでバッテリー駆動時間を見ておくことに。無線LAN経由でページを閲覧し、定期的にテキストを打ち込んでいくという条件だ。同マシンはGPUのオン/オフを選べるので、それぞれで測定してみた。
結果はGPUオン時で約3.5時間、オフ時で約4.7時間という値。Netbookの中ではトップクラスのスタミナを誇るEee PC 1000Hの約4.2時間よりも長持ちという驚異的な結果だ。
3.5時間も決して悪いスコアではないが、取材先~会社の往復で持たないことを考えると仕事にはやや不向き。取材のときはGPUにお世話になることも少ないのでオフにしておくことにした。そういうわけで2点目もとりあえずクリア。