VHSからのダビングが簡単! ライブラリー化するのに最適
本機の場合、VHSテープをセットすると自動でVHSの再生に切り替わる。特に操作をすることなく使えるのはありがたい。ちなみに、HDDへの番組録画中などでもVHSテープの巻き戻しは可能。VHSテープがセットされている状態で再生操作をすると、DVDやHDDよりもVHSが優先されるようだ。
ダビングはスタートメニューから実行する。「おまかせダビング」では、VHS→DVDへのダビングに固定されているため、一度HDDにダビングして不要なものは削除してからDVDにダビングしたい場合は「詳細ダビング」をする。
おまかせダビングの良いところは、テープの巻き戻しが途中でも先頭に戻ってダビングできること。また、ダビング前にテープの録画時間を確認することで、画質モードをDVDに収まる最適なモードにしてくれる。
つまり、おまかせダビングを選ぶだけで、自動的にテープ1本がDVD1枚にダビングされるというわけだ。
使っていて感心したのはVHSデッキの実力の高さ。久しぶりに押し入れにしまいこんでいたVHSテープを出してきたのだが、問題なく再生できた。
トラッキングのズレによる映像の乱れやVHSテープにありがちな映像の揺れもなく、録画した当時のままのコンディションだったのにはちょっと驚いた。
また、デッキ自身はVHSだが、S-VHS簡易再生にも対応。10年以上前にBSアナログ放送でS-VHS標準で録画したテープを再生してみると、DVDソフトよりも高画質なのでは? と思うほどの映像が楽しめた。
山のようなVHS資産を蘇らせよう!
VHSテープというと、今さら見る気がしないと思っていたのだが、実際に見てみると懐かしい作品や貴重な映像も多く、個人的に何本かのテープをDVDにダビングしてしまった
本機のようなモデルはVHSからの買い換えユーザーがメインだとは思うが、今も押し入れのどこかにVHSテープが山のように保存されているといった人にはぜひオススメしたいモデルだと実感した。