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30分早く帰れる! Word&一太郎で「縦書き」完全読本 第3回

実践!縦書きだけの雰囲気のある手作り文書に挑戦

2008年12月26日 05時00分更新

文● 井上健語

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写経用の下書きや漢詩もできる

完成図――写経の下書き

写経の下書きを行書体で作成した完成図

使用フォント:AR行楷書体H

 作りかたのポイントは、(1)「ページ設定」の[余白]タブで「印刷の向き」は縦に変更。

 続いて[文字数と行数]タブで、(2)[フォントの設定]ボタンを押して、[AR行楷書体H]を選ぶ。サイズは[50]にした。

 下書きとして使うときは、文字色を薄いグレーにする。

 次に(3)[文字数と行数を指定する]にチェックを入れて、文字数を[17]、行数を[7]に設定した。

 なお、フォントによっては漢字が表示できないので、MS明朝で代用する。

完成図――漢詩

漢詩を隷書体で作成した完成図

使用フォント:HG高橋隷書体

 作りかたのポイントは「ページ設定」の(1)[文字数と行数]タブで、基本の日本語フォントは72ptに設定して、[文字数と行数を指定する]にチェックをつける。

 (2)「文字数」は[5]、「行数」は[5]を指定することで、5文字×5行の下地ができる。

 「春暁」(タイトル)と「孟浩然」(作者名)の部分のみ、ドラッグで選択して48ptに下げた。


一太郎の場合

 一太郎では、学年別の配当漢字にしたがってルビを付ける機能がある。

 たとえば「小学校3年生以上で習う漢字にはフリガナを付ける」といった処理ができる。

 小学校の先生方にはたいへん役に立つ機能だ。


和文40書体、欧文27書体が使えるハガキ・住所録ソフト

筆まめ Ver.19

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 定番のハガキ・住所録ソフトの2009年年賀状版。

 「バジョカ廉書体」など個性的な和文フォントを多数収録。

 ソフト本体のインストール後に、使うフォントだけを選んで追加インストールする。

製品名
筆まめ Ver.19
発売元
クレオ
価格
6380円(パッケージ版)
対応OS
Windows Vista/XP/2000(SP4以上)
URL
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 (次ページ、「縦書き原稿用紙で書く」に続く)

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