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T教授の「戦略的衝動買い」 第26回

ポストイットよさらば!スルーができない魔法のメモ

2008年10月30日 11時40分更新

文● T教授

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 今回の衝動買いアイテムは知人の女性が見付けてくれた気に入った商品。「habataki dialogue」と名付けられた蝶の形の付箋紙だ。

採集された3頭の蝶が標本のように収納されているパッケージ

採集された3頭の蝶が標本のように収納されているパッケージ

簡単なパズル箱のような標本箱を開くと蝶の付箋を取り出せる

簡単なパズル箱のような標本箱を開くと蝶の付箋を取り出せる

 カラフルな三種類の蝶々が、ホチキスなどを一切使用しないボール紙だけで作られた折りたたみ式の「標本箱」に収納されている。購入して蝶々付箋紙を取り出すプロセスまで、丸ごと楽しめるパッケージデザインは秀作だ。

 蝶々付箋紙の一片一片は表面にカラフルでリアルな蝶が印刷されており、背面はすべて無地だ。

 付箋紙の慣例的な使い方からすれば、表面に伝えたいメッセージを記入するのが一般的だが、habataki dialogueの場合、多くの人は蝶の羽の綺麗さに負けて背面にメッセージを記入してしまう。

付箋の裏面は無地なので普通はこの面にメッセージを書くのだろう

付箋の裏面は無地なので普通はこの面にメッセージを書くのだろう

逆に表面にインパクトの強い色で書くのも手だ

逆に表面にインパクトの強い色で書くのも手だ

 それでも情報の受け手は、珍しさから自然と裏返すことになる。気迫次第ではカラフルな蝶の表面にも負けないシルバーやゴールド、ラメインクのボールペンなどでメッセージを書いても良いだろう。

 お世辞にもコストパフォーマンスがいいとは言えないhabataki dialogueだが、丸めてゴミ箱行きの運命だったかもしれないメッセージが確実に彼女の目に留まり、最も先に読まれる確率は高い。

 もう少し蝶の胴体部分裏の糊の粘度が高ければ、机の上に開いた彼女のモバイルPCの液晶サイドに蝶を自然な状態で留まらせられる。そうすれば、より効果的で望ましい結果を引き出せるかも知れない。少し残念だ。

後は、自然な場所に蝶を留まらせて終わり

後は自然な場所に蝶を留まらせて終わり。もう少し粘着性がしっかりしていれば、本物の蝶のように液晶脇にも留まらせることができのだが。残念

今回の衝動買い

アイテム:habataki dialogue
購入価格:2940円(東京駅 新丸ビル KOK

T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

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