「ネット法」「iPod課金」など、話題は山積み
その他、2008年の著作権関連の話題にはこのようなものがある。
- コンテンツをネットでどんどん流すために「ネット法(仮称)」が提案される
- 地デジのコピー制限が「コピーワンス」から「ダビング10」に緩和された
- 著作権の保護期間を延長すべきかの議論が空転、とうとう結論が出なかった
- 「iPod課金」が、メーカーの反対で先送りになった
- 「ダウンロード違法化」の方向が著作権の審議会で確認された
インターネットやデジタル技術においては、何か新しいことが始まるたびに、著作権というルールとの間にトラブルが起きるようになってしまっている。
今までの考えに合わないから単純に「違法」と呼んでしまうのか、それとも新しい決まりを相談していくのか。ここのところの流れは、どれも著作権という制度が新しい状況に揉まれるさまを映しているように見える。
従来のルールに反してしまっていたとしても、それをしている人たちが現実に存在するこの世界。このぶつかりあいの落としどころがどこにあるのか。今後、それぞれの問題で探ってみたい。