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こんなに進化したブレードサーバー

BLADE 3.0をうたう HP BladeSystem c-Class

2008年09月01日 14時00分更新

文● ネットワークマガジン編集部

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ブレードサーバーの種類

 BladeSystem c-Classは、さまざまな種類のブレードサーバーを利用できる。形状で分類すると高さが約180mmの「ハーフハイト」360mmの「フルハイト」の2種類がある。

■ HP ProLiant BL460c/BL465c

BL460c

BL460c。主力となるハーフハイトのブレードサーバー

 BladeSystem c-Classの主力であるハーフハイトのブレードサーバー。BL460cはインテルXeon、BL465cはAMDのOpteronを搭載する。Xeonはデュアルコアまたはクアッドコアを選択でき、2ソケットで最大で8コア構成となる。

■ HP ProLiant BL480c

 インテルXeonを搭載したフルハイトのブレードサーバー。BL460cと比べ、HDDの搭載容量やNICのポート数がそれぞれ2倍になっているのが特徴だ。2ソケットで最大8コアで構成できる。

■ HP ProLiant BL680c/BL685c

BL685c

BL685c。フルハイトの筐体にデュアルコアAMDOpteron 8000シリーズを4個搭載する

 CPUソケットを4個備えたフルハイトのブレードサーバー。BL680cはクアッドコアXeon E7300シリーズを、BL685cはデュアルコアのAMD Opteron 8000シリーズを搭載する。16または8コアの構成が可能で、大規模なSMPアーキテクチャが必要になる科学技術計算に適している。

■ HP Integrity BL860c

 以上の製品は、すべてx86アーキテクチャのいわゆる「IAサーバー」だが、BL860cはインテルのItanium 2を搭載したフルハイトのブレードサーバーだ。Web用のデータベースサーバーに適した製品で、OSはHP-UX 11iをサポートしている。

■ サーバー以外のブレード製品

SB40c

ストレージブレードSB40c。2.5インチのSAS HDDを6台搭載する

 BladeSystem c-Classはサーバー以外にもさまざまな「ブレード」が存在している。ストレージブレードには、ブレードサーバーの横に設置してローカルストレージとして利用する「StorageWorks SB40c」と、SANやNASとして利用する「StorageWorks All-in-One SB600c」がある。このほか、バックアップ用のテープブレード「StorageWorks Ultrium 448c」や「PCI拡張ブレード」がある。

(次ページ「タワー型やラック型よりも安い?」に続く)

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