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リーズナブルな広角コンパクト機 オリンパス「FE-350wide」

2008年03月16日 09時00分更新

文● 行正和義

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 オリンパスイメージング(株)の「CAMEDIA FE-350 Wide」は28mmからの広角ズームレンズを搭載した普及モデルだ。同社のコンパクトデジタルカメラ“FE”シリーズの中では上位機にあたり、光学4倍ズームレンズや3インチの大型液晶ディスプレーを搭載する。

オリンパスイメージングの「CAMEDIA FE-350 Wide」

オリンパスイメージングの「CAMEDIA FE-350 Wide」

オリンパス「CAMEDIA FE-290」

オリンパス「CAMEDIA FE-290」

 有効800万画素CCDに沈胴型光学4倍ズームレンズを搭載、背面には3インチ(約23万画素)の大型液晶ディスプレーを装備する。撮像素子以外は同シリーズの「FE-290」(2007年発売、710万画素)(関連記事1)とほぼ同等で、高画素化された後継モデルと言える。FE-290に比べて、画像処理エンジンが新しくなり、ノイズ低減や顔検出AF/AE機能も追加された。なお、FE-290と同時に発表された「FE-300」「FE-280」には新画像処理エンジンと顔検出が付いていたので、広角モデルのみワンテンポ遅れてのモデルチェンジということになる。また、FE-300などに付いていた撮影後の自動露出補正(主に逆光時などの暗部を明るくする)は搭載されたものの、笑顔を検出して自動でシャッターを切る「スマイルシャッター」の搭載は見送られている。

FE-350 Wideの前面

直方体ボディーに沈胴式レンズはFEシリーズ共通デザインで、外観的には従来機FE-290とロゴ以外が変わりない

背面

四角い十字型のカーソル部分だけでほとんどの操作が可能となっている。右上の撮影/再生モードボタンの間にあるLEDは撮影時に赤、再生時に緑に点灯する。液晶画面は撮影時のステータス表示

FE-350 Wideの上面

レンズ周囲のリングが若干高くなっているほかはフラットな前面。リングの高さがあるのだから、もう少ししっかりしたグリップが付いていてもいいように思える

左右側面

グリップ側のフタの内側にUSB/AV兼用コネクタとDC入力端子を備える。背面のモードダイヤルに合わせた側面の切り欠きにより操作性は悪くない

 直方体ボディーの左側にオフセットしたレンズや背面のモードダイヤルなど、基本デザインはFEシリーズと共通している。FEシリーズはシンプルで分かりやすい操作に重点を置かれたモデルだけに、操作部に関してはMENUとカーソル、OKボタンだけで一通りの操作が可能となっている。同社が従来から採用している、MENUボタンを押すと十字型に表示されるメインメニューや、モードダイヤルをGUIDEに合わせると文字による一覧表示で撮影ガイドが表示されるのも従来どおりだ。また、新たに「μ」シリーズや「SP」シリーズのようにOKボタンがfuncキーと兼用になり、撮影時のクイックメニューでISO感度やホワイトバランスなどの項目を選びやすくなった。

メニュー画面

MENUボタンを押すと同社デジタルカメラおなじみの十字型+αのメインメニューが表示される。撮影時(左上)はほぼ従来機同様だが、再生時(右上)には「かんたん補正」が追加された。MENUボタンとは別に、撮影時にOK/FUNCボタンを押せば撮影時のクイックメニューが現れる(左下)。撮影時に露出補正ボタンを押せば画面が4分割されて露出具合を画面で確かめられるのも従来同様だ

付属品一覧

充電器、AVおよびUSBケーブルなどが付属する。同社μシリーズと違い、microSD→xDメモリーカードの変換アダプターは付属しない

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