このページの本文へ

オリンパス、スリムコンパクトデジカメ『CAMEDIA FE-300』ほか3モデルを発表

2007年08月23日 12時00分更新

文● 編集部 小林 久

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

オリンパスイメージング(株)は23日、コンパクトデジタルカメラの薄型機“CAMEDIA FE”シリーズの新製品を発表した。価格はすべてオープンプライス。

今回発表されたのは、以下の3モデル。

CAMEDIA FE-300

CAMEDIA FE-300

CAMEDIA FE-280

CAMEDIA FE-280

CAMEDIA FE-290

CAMEDIA FE-290

CAMEDIA FE-300
有効1200万画素CCD搭載機では最薄最軽量(22.1mm/115g)
CAMEDIA FE-290
広角28mmからの光学4倍ズーム、3インチ液晶パネルを搭載
CAMEDIA FE-280
有効800万画素CCD搭載として同社ラインアップ中で最薄(19.1mm)


新画像処理エンジンを搭載した薄型機
『CAMEDIA FE-300/FE-280』


FE-300とFE-280はともに、一眼レフ機用に開発された画像処理エンジン“TruPic III”(トゥルーピックスリー)と、精度を上げた“顔検出技術”を採用。また、本体の薄型化と小型化を実現する薄型高解像力レンズや電子式の手ぶれ補正機能なども搭載している。

薄さを強調するカット

CAMEDIA FE-300は、画質を維持しつつ、通常よりレンズ枚数を減らしてレンズユニットの薄型化を図るなどして、薄型の本体を実現している

TruPic IIIは、ノイズ低減技術の“アドバンスドノイズフィルターIII”、エッジの検出と再現、疑色の除去などを行なう“アドバストディティールリプロダクション”、輝度信号/色差信号を個別に調節し、色再現性を高める“アドバンストプロパーガンマIII”といった技術で構成されている。輪郭部分に発生しやすいジャギーを大幅に改善できる点は特に注目したいポイントだ。

顔検出技術に関しては、顔にピッタリとピントを合わせ、被写体が動いた際にも追従する“顔検出AF”と、人物の顔がきれいに見えるよう露出を設定する“顔検出AE”を中心としている。人物の笑顔をキャッチして自動的にシャッターを切るスマイルショット”の機能も追加した。

また、撮影した画像の簡易編集機能も備えており、赤目や逆光などの補正をカメラ内で行なうことができる。

CAMEDIA FE-300

CAMEDIA FE-300の背面

CAMEDIA FE-280

CAMEDIA FE-280の背面

発売は30日で、発売当初の実売価格はFE-300が4万円前後FE-280が2万8000円前後となる見込み。

CAMEDIA FE-300/FE-280の主な仕様
製品名 CAMEDIA FE-300 CAMEDIA FE-280
撮像素子 1/1.72インチ有効1200万画素CCD 1/2.35インチ有効800万画素CCD
レンズ 光学3倍ズーム
焦点距離 7.4~22.2mm
(35mmフィルム換算35~105mm)
6.3~18.9mm
(35mmフィルム換算36~108mm)
開放F値 2.8~4.7 3.1~5.9
ISO感度 ISO 50~800相当(オート)
最大ISO 6400相当まで設定可能
ISO 50~800相当(オート)
最大ISO 1600相当まで設定可能
液晶ディスプレー 2.5インチTFT液晶、約23万画素
記録メディア 内蔵48MBフラッシュメモリーおよびxDピクチャーカード(別売)
電源 専用リチウムイオン充電池(LI-42B)
撮影可能枚数 約180枚(CIPA測定基準) 約200枚(CIPA測定基準)
本体サイズ 幅94×奥行き22.1×高さ56.5mm 幅91.8×奥行き19.1×高さ55.7mm
重さ 115g(本体のみ) 108g(本体のみ)


実用性の高い広角28mmからの4倍ズームを搭載した
『FE-290』


FE-290は、TruPicIIIや顔認識技術を搭載せず、本体の厚みも増すが、28mmからの広角撮影や、3インチの大画面液晶パネル上での快適なフレーミングが可能。同じ薄型機だが、FE-300とFE-280とは異なる付加価値を提供するモデルとなっている。

CAMEDIA FE-290

CAMEDIA FE-290の背面。3インチの液晶パネルを採用している

大画面を生かせる機能として注目したいのが“比較ウィンドウ”である。これは、撮影前に撮影設定を変えたサンプルや撮影後にはカメラ内で編集前の画像と編集後の画像などを、2画面または4画面でタイル表示して比べられるというもの。また、暗い場所にある被写体を実際より明るく液晶パネルに映し出し、構図を決めやすくする“ブライトキャプチャー”という機能も搭載している。

発売は9月21日で実売価格は3万円前後になる見込み。

オリンパスより発売日の変更の知らせがありましたので、FE-290の発売日を21日に変更しました。 (2007年9月5日)

CAMEDIA FE-290の主な仕様
撮像素子 1/2.5インチ有効710万画素CCD
レンズ 光学4倍ズーム
焦点距離 4.55~18.2mm(35mmフィルム換算28~112mm相当)
開放F値 2.7~5.4
ISO感度 ISO 64~640相当(オート、固定)
液晶ディスプレー 3インチTFT、約23万4000画素
記録メディア 内蔵6.9MBフラッシュメモリーまたはxDピクチャーカード
電源 専用リチウムイオン充電池(LI-42B)
撮影可能枚数 約170枚(CIPA測定基準)
本体サイズ 幅97.7×奥行き26.5×高さ55.7mm
重さ 142g(本体のみ)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン