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ファンアイテム? だがそれがいい

【レビュー】Xbox 360「アイドルマスター ライブフォーユー!」

2008年03月07日 13時08分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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 2月28日に(株)バンダイナムコゲームスより発売された「アイドルマスター ライブフォーユー!」(以下、L4U!)。本作は、前作「アイドルマスター」(以下、アイマス)のTV出演シーンをLiveシーンとして抜き出し、より手軽にアイドルたちを見られるようになったのが特徴だ。

L4U!

「アイドルマスター ライブフォーユー!」 (C)窪岡俊之 (C)2003-2008 NBGI


華やかに舞うアイドルがより身近に!


 前作であるアイマスは、もともと2005年にアーケード向けの大型筐体ゲームとして登場したアイドルプロデュース(育成)ゲームである。そのアイマスが2007年1月にXbox 360版として登場し、同時期に開始された「ニコニコ動画(β)」と共に動画共有サイトを賑やかせたのは過去記事(関連記事)の通り。

ライブシーン

もちろん前作でもライブシーンが中心なのは言うまでもない

 ただ、前作はその見かけに反して、かなり硬派なシミュレーション要素を含んでおり、アイドル達の自分の思い通りに踊らせるためにはかなりの時間と根気が必要であった(関連記事)。アーケード版ではさらに財力および集中力が必要だった。

レッスンをしてアイドルとしての実力を付けていきながら、営業にもまわらないといけないし、オーディションにも合格しないといけない

 このため、アイドルに興味を持ってプレイを始めたものの、アイドル育成の壁の高さに跳ね返され、結局1人か2人をプレイしてそのまま止めてしまうプロデューサーも多かったという(関連記事)。そんな夢破れたプロデューサーを救済するために登場したのが、TV出演シーンを抽出し、自由にユニットを組ませることができる本作というワケだ。

3人ユニット

前作では3人ユニットを組めるようになるには10時間以上が必要となる場合も

ムービー

ちなみにオープニングムービーでは、動画共有サイトのようなインタフェースも表示される。これはアレをアレしてゴニョゴニョ……ってことですかー?


L4U!がアイマスの世界をさらに広げる


 前述の通り、L4U!はアイマスの続編ではない。「アイドルマスター」という世界をさらに広げるゲームである。なので、アイマスに関する最低限の知識、というか各アイドルに対しての思い入れがないと、ぶっちゃけて言えばややつらい。そう、L4U!は世に言う「ファンアイテム」である。

アイマスプラチナ

今ならプラチナコレクションで2940円と大変お求めやすくなっております

 というわけで、L4U!をプレイする前に前作「アイドルマスター」をプレイ、それも2~3人ほどプロデュースを終了しておくことを強くオススメする。そうした方がこのL4U!、およびアイマスの世界をより深く楽しめるだろう。

 アイマス未プレイだけど、各動画共有サイトでアイドル達を見ているし、お気に入りの子もバッチリだぜ、というプロデューサーには何の障害もない。まさにファン代表としてアイドルたちとの時間を楽しもう(そういう豪傑たちはもう既にゲットしているとは思うが……)。

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