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動画共有サイトを通じて広がった「アイマス現象」をイチから叩き込む!

【特別企画】そもそも「アイドルマスター」ってなんなんだ?(前編)

2008年02月25日 18時00分更新

文● 千駄木和弘/編集部 飯塚岳史

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 (株)バンダイナムコゲームスのXbox 360向けアイドルプロデュース体験ゲーム「アイドルマスター」(以下、アイマス)の続編、「アイドルマスター ライブフォーユー!」(以下、L4U!)が今月28日についに発売される。もう予約したし、あとは発売日まで待つのみ、なんてプロデューサー諸君には言うことはない。そのまま一日千秋の思いで発売日まで待機してほしい。

アイマス L4U!
前作「アイドルマスター」今月28日に発売する新作「アイドルマスター ライブフォーユー!」

 しかし、読者の中には、「ニコニコ動画とかで色々と騒がれているけど、そもそもアイマスってなんだ?」って人や、「前作のアイドルマスターをプレイしてないから、L4U!もスルーするぜ」なんてXbox 360ユーザーもいると思う。

 あえて言おう、「非常にもったいない」と! ゲームとしての楽しさを体験してないだけでなく、ファンが作成した動画やライブ、さらには新たなビジネスモデルとも言えるダウンロードコンテンツによる経済効果など、ゲームから二次的に発生したさまざまな「アイマスブーム」に乗り遅れてしまっているのだ。

ニコニコ動画
動画共有サイト「ニコニコ動画(RC)」では、アイマス関連の動画が1万5000以上もアップされている

 さぁ、L4U!の発売までまだまだ猶予はある。今のうちに「アイマスとは何か?」をおさらいして、来るべきL4U!の波に乗っていこう!


アイマスはギャルゲー? いいえ、それだけではありません


 アイマス未プレイユーザーのほぼ100%が勘違いしている点として、「アイマスは萌えオタ狙いのギャルゲー」と思い込んでいるフシがある。しかし、残念ながらその認識は完全に間違っている。たしかに女の子キャラの可愛さが前面にフィーチャーされているが、アイドルマスターは恋愛要素のあるギャルゲーではなく、ネット対戦対応アイドル育成シミュレーションゲームなのである。

アイドル
大舞台で華やかにテレビ出演をこなすアイドルになるには、並々ならぬ努力が必要

 プレイヤーは芸能プロデューサーとなり、デビューしたばかりの新人アイドルを1年間(52週)で一流のトップアイドルに育てる。これがアイドルマスターのゲーム目的なのだ! しかし、これだけではアイマスがネットで騒がれている理由には結びつかない。アイマスがファンから支持される理由の1つとしては、開発陣の異常とも言える熱意があるのだ。


アーケードからの移植時に大幅にパワーアップ


 アイマスは、家庭用ゲームとしていきなり出てきたゲームではなく、アーケード版が原点にある。このアーケード版ではPS2互換基板を使っていたが、Xbox 360版に移植されるにあたって、HD画質(720p)・60fps(毎秒60枚を描画)で動かすにはそのままのデータは使えない、ということで音声データ以外はほぼ再構築という状態になっている。

360版
1280×720ドットの高解像度で毎秒60フレーム安定という、結構なグリグリ度合いで動いてくれるXbox 360版アイマス

 アーケード版公式サイト(関連サイト)の画像と、Xbox 360版公式サイト(関連サイト)の画像を見比べてもらえば分かる通り、キャラクターの表現についてはほぼ別物と言っていいくらいパワーアップされているのだ。


ダウンロード世界3位を達成したDLC、映像配信


 さらに、アイマスの魅力のひとつとして、ダウンロードコンテンツ(以下、DLC)配信の存在がある。Xbox 360やPS3などのゲームでは、DLCによってアイテムやキャラクター、システムを追加できるものが多くあるが、アイマスではこのDLCによる衣装を、2007年1月の創刊号から2008年1月の第12号まで毎月配信した。

 このDLCで配信される衣装では、学生服やスクール水着、メイド服などおよそアイドルらしからぬ衣装も多々あり、1つの衣装につき1000マイクロソフトポイントから1500マイクロソフトポイント(約1500~2200円)。ほかのゲームに比べると、かなり高額の部類にある(ほかのゲームでは80~400マイクロソフトポイント)。しかしこれが非常によく売れた

スクールウェア
DLCの一番人気は学生服こと「スクールウェア」

 同社によると、このDLCによる売り上げは約3億円を突破し、映像などの無料配信分を含めたダウンロード総数は約120万ダウンロードを達成しているという。この数字は、世界3位のダウンロード数となっている(2007年9月現在)。日本だけで発売されているソフトなのにかかわらず、である。

 ちなみに2006年に北米で、2007年に国内で発売された大ヒットTPSゲーム「Gears of War」は全世界で450万本を販売、2007年9月に全世界で発売された超ヒットFPSゲーム「Halo 3」は全世界で810万本を販売している。一方アイマスは、11月に販売開始した廉価版のプラチナコレクション版と合わせて、10万本の出荷だという。ミリオン超級タイトルと肩を並べるダウンロード数を誇っているのだ。恐ろしい。

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