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小学校から大学院まで、学生とは思えないコンテンツばかり!

リポート:プロが唸る作品続出! 「第1回:学生デジタル作品コンテスト」

2008年02月09日 20時51分更新

文● MacPeople編集部

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Apple Digital Contents Contest for Students


アップルジャパン(株)は9日、アップルストア銀座店にて「第1回:学生デジタル作品コンテスト」の授賞式を開催した。同社が主催するこのコンテストは、学生がMacを使って制作した映像作品/Podcastコンテンツを募集し、学生のクリエーティブな活動を促進するという趣旨で開催されたものだ。

応募期間の2007年9月10日から12月31日までに集まった作品は、総数334点。その中から、(株)TBSテレビ コンテンツ事業部 映像事業センター 映画事業 プロデューサーの東 信弘氏/映画監督の佐藤信介氏/(株)フジテレビジョン 映像事業局 映画制作部プロデューサーの関口大輔氏/(株)フジテレビジョン 編成制作局バラエティ制作センター室長の水口昌彦氏──といった映像制作の第一線で活躍する審査員により、各部門のグランプリ/準グランプリと佳作34作品が選出された。


大学・専門学校の部

Student Contestグランプリは多摩美術大学の稲井耕介さん作「The COPY」。コピー機の内側がどうなっているのかに着目した作品で、デジタル一眼レフカメラで撮影した5〜6000枚の写真をつなげて制作したという。「とにかくすべての面で完成度の高い作品。見ている自分の側でもアイデアがわいてくる。今後は長い作品も見てみたい」(TBSテレビの東氏)
Student Contest準グランプリも同じく多摩美術大学の大橋 史さんによる「112 Sabsections Of Skyline」。五線譜に音楽を合わせて展開する作品のため、ひたすら横方向にスクロールさせるのが難しかったという。1カ月睡眠時間を削って作った作品だけに感無量とのこと。「細かな工夫があり、展開の妙で飽きさせない作品。見ているとその世界に引き込まれていく」(TBSテレビの東氏)

中高生の部

Student Contestグランプリは京都市立下鴨中学校パソコン部が制作した「市電の走る風景」。京都に路面電車が復活するというウワサを元に、路面電車のあれこれをまとめた作品。考えられるあらゆる要素を全部盛り込んで仕上げたという。なお、私立高校の受験日と重なり制作した3年生生徒が授賞式に出席できなかった。「素直におもしろく、見たあとできちんと知識が身についた」(映画監督の佐藤氏)
Student Contest準グランプリは立命館宇治高等学校・廣瀬智史さんの「ゴミはゴミ箱へ」。ポイ捨てした管が巡り巡って自分に返ってくるというストーリー。授業の一環として作ったもので、音にこだわってアルミ缶ではなくスチール缶を使ったところがポイント。「短いながらも高い構成力をみせた作品」(フジテレビジョンの関口氏)

小学生の部

Student Contestグランプリは熊本大学教育学部附属小学校の山下勇気さんが制作した「登山の中で学んだこと」。山の魅力と季節の美しさなどを映像とナレーションでつづった作品。「この作品を通じて山の素晴らしさをわかってもらえるとうれしい」──という大人びた受賞コメントからも大物ぶりを感じさせる。「写真のセンスがよく、風景となじんだ音楽もいい。心が洗われる作品」(フジテレビジョンの水口氏)
Student Contest準グランプリは夕張市立幌南小学校3・4年生の「夕張の歴史」。地元の様子やこの春閉校が決定している同校のことを歴史的にまとめたもの。思い出作りのひとつとして制作した作品だという。「牧歌的で、作品の世界に入り込める説得力がある」(映画監督の佐藤氏)

Podcastコンテンツの部

Student Contestグランプリは稚内北星学園大学の牧野竜二さんによる「明日もがんばる」。日本最北端の稚内市からの情報発信として、地元の魅力をPodcastにしたという。「プロの人間が作っていると思うほどのクオリティー。このまま映像業界に入って活躍してほしいくらいだ」(フジテレビジョンの関口氏)
Student Contest準グランプリは県立新潟女子短期大学英文学科2年の「JYNNAMMES Special Program 〜We Love Niigata〜」。地元を国際交流/スポーツ/食べ物の視点から紹介した作品。海外に発信すべく英語で制作してある。「映像が新潟を感じさせるもので、本当に英語の勉強になるところがPodcastとして素晴らしい」(フジテレビジョンの水口氏)

これらのグランプリ/準グランプリに佳作の34点を加えた入賞作品は、アップルジャパンの「アップル - 学生デジタル作品コンテスト」のウェブサイトで閲覧できる。なお、グランプリにはMacBookと.Mac、準グランプリにはiPod touchと.Mac、佳作にはiPod shuffleが副賞として提供された。


「第2回」も開催決定!

フジテレビジョンの水口昌彦氏による総評では、「映像作品の制作は非常に根気のいる作業なので、物作りに対する思いが伝わってきた。我々プロもうかうかとはしていられない。こういうコンテストがプロの世界のボトムを押し上げていく」と述べた。

アップルジャパンによると、「このコンテストは続けられる限り続けていく」とのことで、すでに第2回の開催が決まっている(時期は未定)。開催概要は「学生デジタル作品コンテスト」のウェブサイトに掲載される予定なので、まずは今回の作品チェックから始めてみてはどうだろうか。


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