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米アップルの増井俊之氏が自腹レビュー

2ヵ月使って分かった、米Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」の善し悪し(前編)

2008年02月08日 09時00分更新

文● 増井俊之

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奥が深い! 使って分かった3つの可能性


 KindleはAmazonから書籍を購入して読むという基本的な使い方以外に、さまざまな可能性を秘めている。たとえば以下のような使い方が可能である。


【1】ファイル変換サービスの「裏技」で日本語書籍を読む


リスト

変換を申し込んだファイルがkindleにダウンロードされると、電子書籍と同じリストに現れる

 アマゾンはKindle向けのファイル変換サービスを用意している。手持ちのテキストや画像を 「(ユーザー名)@kindle.com」にメールで送ると、Kindle形式に変換し、ワイヤレスでKindleに返送してくれる。

 変換には10セントの手数料がかかるが、手持ちのファイルを手軽に読むことができるので便利。HTMLやWord文書のほか、JPEG/GIF/PNG/BMPのような画像が変換できるとKindleのドキュメントには記述されているが、2008年1月現在、PDFも変換可能になっているようである。

 ちなみにこの変換サービスを使えば、かなり苦しいが、日本語の書籍をKindleで読むこともできる。画像であれば変換を受け付けてくれるので、日本語の書類を画像のみのPDFかWordファイルに変換して、そのファイルをメールで送ればいい。

青空文庫

青空文庫にあった泉鏡花の「高野聖」を表示したところ。青空文庫をウェブブラウザーで表示してPDFで保存し、PDFを画像に変換して空白部分をトリミングしてWordに張り付けて……と変換前に涙ぐましい努力をしている

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