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ガンダムユニコーンはサラリーマンギャグの予定だった!? 「スーパーモデラーズGO」イベントに福井晴敏氏が登場!

2008年01月29日 14時00分更新

文● 伊藤 真広

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開場の様子

老若男女合わせて100人以上が会場を訪れていた

 昨年12月にプレオープンしていた「スーパーモデラーズ」が1月25日にグランドオープンを迎えた。同店舗の正式オープンとMGシリーズ最新キット「ユニコーンガンダム Ver.ka」の発売を記念して、「月刊ガンダムエース」(角川書店刊)で「機動戦士ガンダムユニコーン」を好評連載中の福井晴敏氏のトークショー&サイン会がアキバプレイスビルの多目的スペース「AKIBAスペース6.0」にて開催された。会場には開場前から多くの人が訪れ、MGシリーズをはじめとした展示のガンプラの数々を見ながら、トークショーが始まるのを待っていた。来場者は、20代中盤から30代後半くらいまでの男性が多かったのだが、10代の少年や白髪の男性などの姿もあり、ガンダムファンの幅広い年齢層を感じ取ることができた。

3月発売予定の全長60cm 1/35のZガンダムが展示されていた。販売時には、トランクにはいっているのだろうか?

でかい! でかすぎる! ジャンボグレード ゼータガンダムの定価は2万8140円を予定している

歴史

会場には、ガンプラの遍歴やユニコーンに登場するMSの解説コーナーなども

バンダイのプラモデル展示コーナーには、ガンプラだけではなく、ケロロ軍曹なども展示されていた

メタリックコーティングが施されたニューガンダムとサザビーも展示されていた

福井氏、大暴走のトークショー

 トークショーには福井氏のほか、「MG ユニコーンガンダム Ver.Ka」の開発を担当したバンダイの岸山博文氏と「電撃ホビーマガジン」(メディアワークス刊)編集長の木村学氏の2人が登壇した。
 このトークショーではスタート直後から福井氏が大暴走。連載中の「機動戦士ガンダムユニコーン」を書くきっかけを聞かれた福井氏は、「当初はユニコーンガンダムではなく、小説だったらなんでもオッケーで制約がなかったため、ハロを架空の企業スペースバンダイの営業マンが商品化するサラリーマンギャグストーリーにしようと思っていた」と語った。さすがにこの構想は、やりすぎということで日の目をみることはなかったのだが、その後思いついた作品も自衛隊を使った「ガンダムJ」など、トンデモストーリーの展開するプロットが用意されていた様子。
 「機動戦士ガンダムユニコーン」を書くのが固まったのは福井氏が見たいものはなんだろうと考えたときに「宇宙世紀のやつしかわからない。どうせだったら、外伝はたくさん出ているので、いろんなメディア展開を視野に入れた正統な続編をやろう」と思ったことがきっかけという話だ。正統な続編をやるからには、外伝ものとは決定的に違うものにしなければいけないと考えた福井氏は「キャラクターデザインは安彦良和さん、メカニックデザインはカトキハジメさんでなければならないと思い、お百度参りをするぐらいの勢いでお2人にお願いをした」と正式続編としてスタートするまでの苦労を語った。
 ちなみにミネバのイラストでは「安彦氏は7歳のミネバのデザインをしたことを忘れてしまっていて、似ても似つかぬ16歳のミネバが上がってきた」という。そのことに対して他の2人からは「もう還暦を迎えられましたからね」や「Zガンダムのころの記憶はなくなってきているんでしょう」と苦笑いしていた。

向かって、左側から、電撃ホビーマガジンの木村氏、福井氏、バンダイの岸山氏の3人

ファーストキャラ登場は皆の声援次第?

 トークの最後に参加者からの質問コーナー。福井氏に「今までの連邦のキャラクターは登場しますか?」というガンダムファン注目の質問をされると「出てくるけどアムロが生きてるか死んでいるかについて、一度全国アンケートをとった方が良いのじゃないか」と答えるとともに、来場していたファンに「アムロが生きてて欲しいか、死んでいて欲しい?」聞いてみる一コマも。来場していた人は、圧倒的に生きててもらいたい派が多かったが、死んでいて欲しいという人も少なからずいた。
 トークショーの終了後、福井氏が来場者プレゼント用のB2サイズのポスターにサインを入れてくれるサイン会が行なわれた。サインをしてもらう人の中には、ガンダムユニコーンのポスターだけではなく、氏の著書や「MG ユニコーンガンダム Ver.Ka」の箱にサインをしてもらう人の姿もあり、福井氏は快く応じていた。

トークライブの後は、サイン会が開催。一人一人に声をかけながら、サインをしていた

会場では、先日発売されたばかりのMG ユニコーンガンダムも販売されており、購入したパッケージにサインをしてもらう人もいた

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