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液晶テレビのトレンドは「極薄」に

シャープ、薄さ34mmの液晶テレビなど「AQUOS」新シリーズを発表

2008年01月24日 20時19分更新

文● 編集部 橋本 優

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 シャープ(株)は24日、液晶テレビ「AQUOS」の新製品として、「Xシリーズ」「Eシリーズ」「Dシリーズ」の3シリーズ合計20機種の発表を行なった。発売日は、XとEシリーズは3月1日、Dシリーズは2月9日となる。価格はオープンプライス。

薄さ34.4mmを実現した「Xシリーズ」

「X」シリーズ

 今回新たな製品ラインとなる「X」シリーズは、46V型、42V型、37V型の3機種が登場。「エクストラスリム」と称して、インテリア性を追求した最上位機種だ。奥行き(最薄部)が34.4mmと薄型なのが特徴で、2007年10月に(株)日立製作所が発表した液晶テレビ「Wooo」(関連記事)よりも薄い。シャープによれば、国内のデジタルハイビジョン液晶テレビとしては業界最薄だという。この薄さを実現するためにチューナー部は外付けとした。ディスプレー部には外付けチューナーユニットを接続するためのHDMI端子と電源端子のみが搭載されている。

薄さは約34mm

薄さは約34mm。実際に見るとやはりすごく薄い!

 液晶パネルは120Hz(倍速)駆動で、1920×1080ドットの表示が可能。また、バックライトの明るさと液晶の開口率の双方を制御することで、1万5000:1という高いコントラストを実現している。さらに、RGB各色の階調を12ビット相当に拡張する同社の独自技術「BDE」(Bit Depth Expansion)を搭載しており、グラデーションカラーなどがより滑らかに表示できるという。

外付けチューナーユニット(下)と「ワイヤレス伝送システム」(上)

外付けチューナーユニット(下)と「ワイヤレス伝送システム」(上)

チューナーユニットの前面蓋を開けたところ

チューナーユニットの前面蓋を開けたところ。D5、ビデオ、HDMIの入力とB-CASカードの挿入口がある

 スピーカーは8スピーカー(3ウェイ)を内蔵し、内蔵1ビットデジタルアンプにより自然でクリアな音を再現できるという。スタンドはオプションとなるほか、テレビとチューナーユニットの間をワイヤレスで接続する「ワイヤレス伝送システム」(予想実売価格は9万円前後)もオプションとして用意する。

そのほか、主な仕様と予想実売価格は以下の通り。

「LC-46XJ1-B」
チューナー(外付け):地上/BS/CSデジタル、地上アナログ| パネルサイズ:46V型| 解像度:1920×1080ドット
サイズ/重量(スタンドなし):幅1114×奥行き38.5(最薄部34.4)×高さ746mm/22kg| 入力(外付けチューナー部):HDMI×3、D5×3、Sビデオ×1、ビデオ×3、DVI-I×1
予想実売価格:48万円前後

「LC-42XJ1-B」
パネルサイズ:42V型
サイズ/重量(スタンドなし):幅1024×奥行き38.5(最薄部34.4)×高さ695mm/19kg
それ以外の仕様は「LC-46XJ1-B」と同等
予想実売価格:43万円前後

「LC-37XJ1-B」
パネルサイズ:37V型
サイズ/重量(スタンドなし):幅915×奥行き38.5(最薄部34.4)×高さ634mm/15.5kg
それ以外の仕様は「LC-46XJ1-B」と同等
予想実売価格:35万円前後

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