ラボを通じてWeb 2.0サービスの実験も
また、両社ともいわゆるWeb 2.0系のユーザー参加型サービスにも積極的に取り組んでいる。
@niftyでは、投稿した画像にブラウザから落書きができる「らくがきフォトβ」や、ブログ閲覧者に向けてアンケートを採ることができるブログパーツ「@nifty投票」が公開。BIGLOBEでは、ネット上のクチコミ情報を分析する「BIGLOBEみんなの評判β」や、ブログのクチコミ情報を地図上から探すことができる「ウェブリマップ ポータルサイト」などが公開された。
さらに@niftyでは「@niftyラボ」、BIGLOBEでは「ウェブリラボ」と、両社ともWeb 2.0系企業で流行の開発中のサービスを公開する「ラボ」を開設し、これまでやってこなかったようなサービスを公開している。
しかし、老舗のISPがこれまでの路線を大きくはみ出た背景には一体何があったのだろうか。そこには、今ISPが抱える大きな構造的問題がある。