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LOOXファンなら気になるハズの2機種をチェック!

【フォトレビュー】SSD搭載の「LOOX P」と新ラインナップ「LOOX R」は買いか!?

2007年12月29日 16時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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SSDのメリットは?

 SSDにすることで、期待されることはほかにもある。軽さと速さだ。

P70YNをはかりで計測

P70YNをはかりで計測

 まず、筆者の持つP70Sと比べてどれだけ軽くなったか重量を実測してみた。両方とも標準バッテリーを搭載した状態で計測。その結果、P70Sが約1kgで、P70YNは974gだった。持った感じは非常に軽い印象を受けたのだが、数値を見る限りは、正直大差ない

 では速さはどうか。特に筆者が気になっているのは休止状態からの復帰時間。会議の時間にギリギリ滑り込む(もしくは遅れる)ことが多い筆者の場合、マシンの復帰が速ければ速いほど、議事録の欠損が少なくて済むため、極めて重要な要素だ。

 筆者のごく標準的なデスクトップ(ウェブページをタブで6個開き、PDF文書を表示し、さらにテキストエディタを開いた状態)で休止状態にする。そこから復帰にかかる時間は、デスクトップ表示まで50秒。この状態でSSDへのアクセスはほとんどなく、すぐに文字入力を行なうことができる。ちなみに(P70YNはWindows Vista、P70SはWindows XPとOSが異なるので本当に参考だが)P70Sはデスクトップ表示まで約25秒で復帰する。ただし、そこからHDDのアクセスが納まってスムーズに文字入力が可能になるまで数十秒かかる。つまり、どちらもそれほど大差はない感じだ。

 なんとなく、冒頭の勢いが削がれていく展開になっているが、もしかしたらバッテリー駆動時間とかは延びているかもしれない! そこでP70YNで電源管理を「ハイパフォーマンス」にしてMPEG-2ファイルを再生し続け、どれだけ動作できるか試した。結果、P70YNは1時間50分で、P70Sは1時間43分でバッテリー切れとなった。結局これも大差はなかった

 というわけで、少々意外な結果に終わったが、さらにショックなのは価格。64GBのSSDを搭載するだけで9万円(期間限定のキャンペーン価格。標準価格は18万円!?)アップする。そして標準構成で26万円前後の本体価格も、SSDを選ぶと35万円程度に跳ね上がる。

 Vista搭載のLOOXがXP搭載のLOOXと同じように快適に動く、というのは素直に評価できる。ただ個人的には、P70Sから乗り換えるにはやや高すぎる印象だ。どちらにせよ、B5ノートよりはもう一回り小さくて、実用的なマシンを望んでいるユーザーには、LOOX Pはぜひお勧めのマシンである。特にSSDモデルが欲しい、というユーザーは、キャンペーン価格が適用されている今が、まさに買い時かもしれない

ちなみに、Bluetooth機能内蔵なので、ワイヤレスキーボードとマウスをつなげてこんなスタイルでも利用できる

ちなみに、Bluetooth機能内蔵なので、ワイヤレスキーボードとマウスをつなげてこんなスタイルでも利用できる

さらにアナログRGBと外部ディスプレーを接続して映像を表示。搭載LCDと合わせてデュアルディスプレーを1台分のパソコンスペースで実現できるぞ!!

さらにアナログRGBと外部ディスプレーを接続して映像を表示。搭載LCDと合わせてデュアルディスプレーを1台分のパソコンスペースで実現できるぞ!!

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