使う子どものことがキチンと分かってるケータイ
水がかかったり、水没しても浸水しない防水性能（IPX5とIPX7）を備える。富士通製のキッズケータイはこれが初めてとなるが、同じ防水機能付きのF703iをベースにしているのだそうだ
置き忘れ防止に役立つ「おまもリモコン」（左手首に装着しているもの）が付属する。携帯電話のある場所から約30m離れると「はなれたよアラーム」が鳴り、子供の注意を引くようになっている
防水性能
子供向けの機能設定はメニュー直下の「あんしんセット」に集約されているので分かりやすい。初めて電源をオンにしたときにあんしんセットが自動的に表示され、画面の指示に従うだけでカンタンに設定できる
「携帯電話に自分の名前を書けないか」（佐藤 可士和氏）という発想で生まれたiアプリ「MOJI待受クリエーター」を標準搭載。英数字と記号を使って自作したメッセージ（左）を待受画面に表示できる。ドットパターンや色を細かく指定できる
GPSと連動し、ナビとしても使える「地図アプリ for Kids'」を標準搭載。「今いる場所」や「家に帰る」などトップメニューの表示も分かりやすい
標準搭載するiアプリのうち、「ひかりクリエーター」は、端末背面にある「ひかりリング」の点滅パターンをカスタマイズするためのもの。作ったデータは赤外線で交換できる。また、「ゾウのおくりもの」は秋元 康氏原作の絵本アプリで、(株)講談社から出版されている原作本にはない「お父さんから子どもへ伝えたい言葉」機能を搭載している。親子のコミュニケーションに役立ちそうだ。「キッズセーフトレーニング」ではクイズ形式で社会のマナーを学べる。
標準搭載するiアプリの一覧
デコメ絵文字にも対応する。標準搭載のデコメ絵文字は304個で、905iシリーズの一部などにも劣らない
子供に見せたくないサイトを遮断する「アクセス制限サービス」に申し込むと、通常のiMenuではなく子供専用の「キッズiメニュー」が表示される
右下に「♪」マークが出ている画面では、ダイヤルキーが鍵盤代わりになり、カンタンな演奏をして遊べる
従来のキッズケータイよりひとまわりコンパクトになり、子供の手でも握りやすくなった。キートップの印字をあえて子供っぽくしていないのは、オトナ向けの携帯電話機にすんなりと移行できるようにするためだという
隣合った旧1年2組の教室には、キッズケータイ利用者が参加できるアートイベント「クリエイティブキッズ」の活動内容を説明するパネルやビデオが多数展示されていた
黒板には落書き風のイラストも
キッズケータイのロゴマーク入りスリッパと布製の巾着袋は、参加者へのお土産だ
