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【特別企画】Xbox 360「バーチャ5」のオンライン対戦機能はどのくらい?

2007年12月07日 21時00分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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実際に戦ってみて


 それでは、実際にオンライン対戦をしてみた様子をお伝えする。仕事の合間ということで、十数戦しかプレイできなかったため、やや内容が薄くなるがご了承いただきたい。

キャラ

オフラインモードで付けたリングネームや自己PRなどは、オンラインでは表示できない。また、段位もゲーマータグに紐付けられているので、キャラが変わっても段位はそのままということになる。キャラごとの段位にしてほしかったなぁ

 まず感じたのは、まだ発売されてから1日しか経っていないため、段位によるマッチング分けが不十分である、ということ。これは仕方ないことなのだが、級クラスなのに非常に攻めがキツイ相手なんてのがザラにいる。

 筆者の場合は、七級のアキラなのに投げで浮かせてから、立ちPで繋いで修羅覇王靠華山(3段コンボ)の締めまで完璧に決めてくる相手と遭遇した。避けやガードからの反撃といったテクニックもすばらしく、結果はもちろん3タテのストレート負け。

 最初のうちは、段位では判別できないこういった強者がゴロゴロいるため、負けが込むこともあるかもしれない。しかし、時間が経てばきちんと強さなりのマッチングがされるはずなので、負け続けてもくじけず戦おう。負けてもいいじゃないか(笑)。



対戦時のなめらかさはさすがだが、やはりロビーが欲しかった


 筆者の環境では、社内無線LANから外部へのアクセスということで、回線環境としては良いとは言えない状態。しかし、国内の相手とはラグを感じることはほとんどなく、快適に対戦することができた。ただ、「あれ? この技で反撃できなかったっけ?」と思う場面もあった。そういった点で戦い方を変える必要があるかもしれない。

 また、1回だけイギリスのプレイヤーと戦う機会があったが非常に重く、試合をするにはちょっときついといった感じだった。海や大陸を大きくまたぐヨーロッパの人たちと快適に試合をするのは難しいかもしれない。

 さらに、オンライン対応の3D格闘ゲームとして「DEAD OR ALIVE 4」を体験した身としては、やはりプレイ前後に会話ややり取りができる何かしらのロビー機能が欲しかったところ。

DOA4

2005年12月29日に発売された「DEAD OR ALIVE 4」。このゲームを越えるオンラインロビー機能を持つゲームはいまだにないと個人的に思う (C)TECMO,LTD. Team NINJA 2005

ロビー

DOA4では、ホストが部屋を建てたあと、最大16人まで部屋に入ることができる。名前も付いているのでどんな部屋かわかりやすい

部屋

部屋に入ったあとは、ほかの人の試合が観戦できるほか、テキスト・ボイス両方によるチャットが可能

戦績

戦績も細かく見られる

 また、クイックマッチやカスタムマッチで対戦相手を検索すると、自分のランクに合った相手が検索されるが、なぜか「セッションに参加できませんでした」と表示されて、試合を始められないケースが非常に多い。検索自体は比較的早いのだが、ややストレスが溜まる。

検索を開始して(左)、対戦相手が決まった(中)のも束の間、対戦できなかった!(右)

 おそらく選択が早い者から試合が開始されているのだろうと思うが、例えば、セッションを立てて対戦相手を待っている相手を、リストで表示してくれると相手も選びやすいので非常にいい。ゲーセンにバーチャの台がズラーッと並んでいて、2P側からどの台に入ろうかなーと見ている状態と言えば、なんとなくお分かりいただけるだろうか。

 ともあれ、システム的にラグに厳しいバーチャファイターが、オンラインで満足に対戦できるようになったという点は非常に大きい! なんらかのアップデートで前述のリスト表示機能など、オンライン周りのシステムが追加できれば非常に完成度が高いものとなるのだが、それはもうゲーセン行ってください、ってことなんですかね。


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