シャープ(株)は8日、関数電卓「Pythagoras」（ピタゴラス）の新製品5機種を今月22日に発売すると発表した。今回発表された5機種はいずれも、あらかじめ式を入力しておくと、その後は数を入力するだけで結果が得られる「シミュレーション計算機能」を全機種に搭載した。
左からEL-5250F、FL-5160S、EL-5060F、EL-520P、EL-509F
EL-5250Fは、簡単なプログラミング操作で本格的な計算の自動処理ができるエンジニア向けの関数電卓。
表示は液晶14文字＋指数2桁×3行。計算桁数は10桁（内部演算14桁）。関数・機能数は238個。本体サイズは幅79.9×奥行き154.5×高さ15.2mm、重量は約97g。電源はリチウムボタン電池×2個を使用し、電池持続時間は約1800時間（同社測定値）。価格は8000円。
FL-5160Sは、分数やΣ、積分などの数式や記号を見た目通りに入力できる「式通り」表示に対応するのが特徴。よく使う関数や機能を登録してキー操作を簡略化できる「機能メモリー」も搭載している。
表示は液晶16桁×4行。計算桁数はEL-5250Fと同等。関数・機能数は295個。本体サイズは幅79.6×奥行き161.5×高さ15.5mm、重量は約102g（電池を含む）。電源は太陽電池とアルカリボタン電池×1個を併用し、電池持続時間は約3000時間（同社測定値）。価格は6600円。
EL-5060Fの表示は液晶12桁×2行。計算桁数はFL-5160Sと同等。関数・機能数は285個。本体サイズは幅79.6×奥行き154.5×高さ13.2mm、重量は約97g（電池を含む）。電源は太陽電池とアルカリボタン電池×2個を併用し、電池持続時間は約5000時間（同社測定値）。価格は5300円。
EL-520Pの表示、計算桁数、電源はEL-5060Fと同等、関数・機能数は284個。本体サイズは幅79.6×奥行き154.5×高さ13.2mm、重量は約97g。価格は4000円。
EL-509Fの表示、計算桁数、本体サイズ、電源はEL-520Pと同等。関数・機能数は253。価格は2600円。
