ダイレクト録音時の使い勝手を改善
alneoシリーズの新モデル『XA-S208』(2GB、実売1万9000円前後)と『XA-S108』(1GB、1万5000円前後)は、記録メディアにフラッシュメモリーを採用した携帯音楽プレーヤーで、高音質という同シリーズのセールスポイントを継承しつつ、DAP(Digital Audio Player)の入門層をターゲットにした製品だという。
従来製品からの強化ポイントは、録音レベルの設定をより簡易にした点。
alneoのアナログ入力端子に接続したソース機からダイレクト録音を行なう際には、従来上限値(これ以上音量を上げると音が歪んでしまう限界)のみが表示されていたが、今回から下限値も視覚化し、音量を小さくしすぎてしまう失敗を防げるようにした。
これ以外にも“DIRECT NAVI”ボタンを押すことで、直接音楽ファイルの選曲画面を表示できるようにしたり、“FAVORITE”ボタンを押すことで、気に入った楽曲(最大30曲まで)をお気に入りに登録できるようにするなど、操作性の改善を行なっている。
再生可能なフォーマットは、MP3(8k~320kbps)、WMA(32~192kbps)で、著作権保護機能付きのWMAファイル(WMA-DRM9)の再生も可能。本体サイズは幅32×奥行き×18×高さ77mmで、重量は37g。対応OSはWindows Vista/XP/200/Me。発売はともに10月下旬。
オーディオ業界の活性化は使命
本日都内で開催された発表会には、日本ビクターAVシステムカテゴリー長の森田 裕(もりた ひろし)氏が出席。また、同社のイメージキャラクターを務める歌手でモデルのリア・ディゾン氏もかけつけた。
森田氏は、少しずつ縮小しているオーディオ業界に対して「活性化が使命」と語った。日本ビクターは、ステレオセットの市場で24%台のシェアを持つが、HDDやフラッシュメモリーを搭載したコンポは2008年には市場の半分を占めるという。森田氏は、メモリーが音楽を自由にする“Music Freedom”のコンセプトのもと、簡単・便利をキーワードとする、時代にマッチした音楽スタイル・ライフスタイルの提案を行なっていくと話した。
リア・ディゾンさんは、本日3枚目のシングル『L・O・V・E U』をリリース。作詞を自分自身で行なったことや、チアリーディングの経験を生かしてプロモーションビデオで“チアダンス”を披露していることなどを話した。