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4倍速記録対応のドライブユニット開発も発表

松下、4倍速の追記型Blu-rayディスクを発売

2007年07月03日 16時39分更新

文● 編集部 若林健太

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松下電器産業(株)は3日、データ記録用Blu-rayディスクの新製品として、世界初という4倍速(最大144Mbps)の追記型BD-Rを発表した。片面1層25GBの『LM-BR25LD』を今月25日に、片面2層50GBの『LM-BR50LD』を9月25日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。予想実売価格はLM-BR25LDが1700円前後、LM-BR50LDが4000円前後。

パッケージ

LM-BR50LDのパッケージ

ディスク

LM-BR50LDのディスク

LM-BR25LDおよびLM-BR50LDは、記録層に同社独自の“高感度層変化記録膜”を採用したことで、1~4倍速の全域で広いパワーマージンを得て、4倍速記録を可能にしたのが特徴。メディアのサイズは直径120×厚さ1.2mm。

ドライブユニットの開発も発表

併せて、同社は追記型BDに4倍速で記録可能なBlu-rayディスクドライブユニットを開発したと発表した。同社では、BD-Rメディアとドライブユニットを同時に開発することで、ディスクの持つ能力を十分に引き出すと同時に信頼性の高いドライブ技術を確立できた、としている。なお、今回発表されたドライブユニットの製品化について、同社では現在“パソコン用ドライブとして展開を検討中”としており、価格・発売時期は未定としている

今回発表されたドライブユニットは、レーザーの低ノイズパワー領域を有効に活用する“レーザ光量調整技術”により、2層2倍速記録のBlu-rayディスクドライブで一般的に使用されている出力130mWの低出力青紫レーザーで2層4倍速の記録を行なえるのが特徴。また、記録条件を自動的に検出・調整し、レーザーの波形を最適化する“レーザ制御技術”を採用。そのため、2倍速記録よりも高い精度でレーザー波形のパルス幅をコントロールする必要があり、環境変化の影響を受けやすいといわれる4倍速記録においても高品質な記録が行なえるという。

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