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NECアクセステクニカ、ブロードバンドルーター機能を搭載したPLCアダプターを発売

2007年06月11日 11時41分更新

文● 編集部 若林健太

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NECアクセステクニカ(株)は11日、ブロードバンドルーター機能を内蔵したPLCアダプター『Aterm(エーターム)CR2500P』、およびコンセント直結型の小型PLCアダプター『AtermCA2100P』のセット『AtermCR2500P PLCルータセット』と、AtermCA2100Pを親機・子機の2個セットにした『AtermCA2100P PLCアダプタセット』を7月上旬に発売すると発表した。AtermCA2100Pは単体でも販売される。価格はいずれもオープンプライス。予想実売価格はAtermCR2500P PLCルータセットが2万5000円前後、AtermCA2100P PLCアダプタセットが2万円前後、AtermCA2100P単体が1万3000円前後。

AtermCR2500PとAtermCA2100P

AtermCR2500P(左)とAtermCA2100P

AtermCR2500Pは、今年5月に発表された無線LANブロードバンドルーター『AtermWR8400N』(関連記事)と同等というルーター機能を内蔵するのが特徴。ただしWAN側の回線を自動判別し、PPPoEルーターモード/ローカルルーターモード/アクセスポイントモードの中から適切な動作モードを自動的に選択する“らくらくネットスタート”機能は搭載していない。PLC規格はHD-PLC方式を採用し、通信速度の理論値は190Mbps。PLCアダプターとしての実効速度は11日時点で非公開。有線接続での実効スループットは90Mbps(同社測定値)。子機を増設する際、親機と子機を同じコンセントに接続し、両方のボタンを同時に押すことでPLC設定が行なえる“らくらくプラグスタート”機能を備えている。

有線インターフェースはWAN側が10/100BASE-TX(Auto MDI/MDI-X対応)×1、LAN側が10/100BASE-TX(Auto MDI/MDI-X対応)×3。PLCアダプターとしてのセキュリティー機能は128bit AESに対応し、ルーターとしてのセキュリティー機能はIPパケットフィルタリング、不正アクセス検出、DMZホスティング、アクセスログ機能、ダイナミックポートコントロール機能に対応する。本体サイズは幅39×奥行き150×高さ156mm、重量は約450g。

AtermCA2100Pは、本体サイズを幅92×奥行き36×高さ62mm、重量は約200gと小型化したのが特徴の、コンセント直結型PLCアダプター。AtermCR2500Pと同様、PLC規格はHD-PLC方式を採用する。通信速度の理論値は190Mbps。実効速度は非公開(11日時点)。スイッチを切り替えることで親機・子機のいずれにも使用できる。セキュリティー機能は128bit AESに対応する。

他社のPLCアダプターとの互換性に関しては、同社ではAtermCR2500P/AtermCA2100Pともに松下電器産業(株)の“BL-PA100”シリーズ、(株)アイ・オー・データ機器の“PLC-ET/M”シリーズ、(株)バッファローの“PL-HDP-L1”シリーズとの互換性を確認したという。なお、HD-PLC方式以外のPLC規格を採用するPLCアダプターとの互換性はない。

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