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ソースネクストに聞く、『更新料ゼロ円』のひみつ

2007年05月25日 15時00分更新

文● 編集部

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ユーザーに価値のあるものが利益を生む


2006年5月の製品発表会の様子3

「ユーザーにとって、セキュリティーソフトうれしいものではないから、価格は安く、更新の手間がないほうがいい」松田憲幸代表取締役社長 2006年5月の発表会にて

 ソースネクストのモットーは、「メーカー主体ではなく、何がユーザーにとって得なのかを考える」というものだ。

 “更新料ゼロ円”もこの発想から生まれたものだと言える。また、ソフトに新機能を追加する際にもこの考えは貫かれている。例えば、「ライバルメーカーと競い合うためだけの機能追加は絶対にしない」と小嶋氏は話す。ユーザーにとって本当に必要な機能、あるいはそのソフトを取り巻く環境のなかで、絶対にないといけない機能だけを取り入れているのだという。

 更新料ゼロ円と聞いて「安すぎて怪しい」と警戒する読者もいるかもしれない。その気持ちはもっともだ。

 本当に十分な機能が提供されるのかという編集部の質問に対して、小嶋氏は「ウイルスセキュリティZEROは、インドの会社が作ったウイルス検知ソフトがベースになっており、当初は日本固有のウイルスに対する対応が弱い面があった」と答えた。しかし、こういった問題に関しては、逐次改良が加えられており、現在ではセキュリティー製品の国際認証の1つである“Checkmark Anti-Virus Level 1”も取得するなど、一定の品質を確保できていると自信を見せる。

 そんな努力もあってか、昨年夏の発売から販売本数が急速に増え始めている。セキュリティー市場でナンバーワンの座に立てたことも、口コミなどを通じて除々に信頼感を勝ち取ってきた結果ではないだろうか。

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