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小学生チャンピオンのタイピングは5分間に1000文字!

アビバキッズ4000名の頂点を決する“パソコングランプリ”全国大会の本選決勝が開催

2007年05月01日 18時40分更新

文● 編集部 永水和久

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(株)アビバは4月29日、パソコンスクール“アビバキッズ”の全国330教室に通う小学生から高校生の生徒4000名によってパソコンスキルを競い、その頂点を目指すという“パソコングランプリ”の決勝大会を、東京・多摩で開催した。開催場所はアビバの親会社である(株)ベネッセコーポレーションの東京本部ビル。

多摩センターにそびえ立つ東京本部ビル

多摩センターにそびえ立つ東京本部ビル

アビバキッズでは、社会で求められるパソコンスキルを、“入力”“創造”“表現”の3つと定め、教室で使用するカリキュラムもこれにのっとったものを採用しているという。今回開催された大会はその3つを競うもので、“イラスト部門”“パワーポイント部門”“入力部門”の3つで構成されている。2~3月に全国の各教室で予選が実施され、集計した予選データの中から上位の生徒が各分野の決勝へ進出。また、この大会は2006年4月に全国で開校したアビバキッズの1周年を記念したもので、今後は毎年行なっていくという。大会の様子と結果は以下の通り。

スライドを用いてプレゼンテーション力を競う
パワーポイント部門

パワーポイント部門の様子

パワーポイント部門の様子。世界における乳児三種混合ワクチンの接種率の図

この部門は、PowerPointであらかじめ作成したスライドを用いてプレゼンテーションを行なう部門で、全国510名の予選参加者のうち上位15名が決勝へ進出。発表時間は、1人1~5分程度だが、その内容はアニメーションや効果音、写真、自作のイラストなどを加えた本格的なものばかり。発表内容は、発表者が通う学校や住んでいる町を紹介したものが多く、これには年齢相応のものを感じた。中には、感染症などの病気に対する世界の子どもたちの予防接種率と非接種率を比較し、その死亡率の違いから“募金活動の必要性”を訴える大人顔負けのプレゼンを行なう小学生もいた。

優勝した山邉悠太君とお母さん

優勝した赤羽教室に通う山邉悠太君とお母さん

優勝は赤羽教室に通う山邉悠太(やまなべゆうた)君。優勝できた理由を本人に聞いてみると、「ほかの生徒があくまで“発表”を行なう中、オリジナルのストーリーをPowerPointで現代風の紙芝居にした点が、優勝のポイントかも」とコメントした。

パソコンで“クマピー”を表現する
イラスト部門

イラスト部門の様子

イラスト部門の様子

この部門は、ベネッセのマスコットキャラクター“クマピー”を題材にしたイラストを、マウスやペンデバイスを用いてパソコンで描く部門で、全国420名の予選参加者のうち上位16名が決勝へ進出。決勝では、PowerPoint部門の発表が行なわれている時間に、子どもたちが一生懸命イラストを書き上げた。

優勝した宇都宮泉が丘教室に通う桜井友莉香ちゃん

優勝した宇都宮泉が丘教室に通う桜井友莉香ちゃんとその家族。右端はアビバの先生

優勝は宇都宮泉が丘教室に通う桜井友莉香ちゃん。優勝したポイントを聞くと、「最初は入力部門に挑戦するはずだったけど、先生のアドバイスで早い段階からイラスト部門に変更したおかげかも」とお母さんがコメントした。

5分間のタイピング文字数を競う入力部門
優勝者のレベルは同時通訳ならぬ同時入力!?

入力部門の様子

入力部門の様子

これは、学年別に用意された課題を5分の制限時間内にキーボードで入力して文字数を競う部門で、全国3800名の予選参加者うち上位200名が決勝に進出した。

優勝した生徒達

優勝した生徒達

優勝者は学年別に決定され、賞状授与の際にアビバは「優勝した生徒たちはそろって5分間に約1000文字を入力している。このレベルは会話と同じ速度で、例えるなら“同時通訳”ならぬ“同時入力”と言える」と彼らをほこった。

決勝に進出した生徒数で競った“教室優勝”のゆくえは??

教室優勝の神奈川県あざみ野第1教室のみなさん

教室優勝の神奈川県あざみ野第1教室のみなさん

最後に決勝に出場した生徒数に応じて決まる教室優勝が発表され、神奈川県のあざみ野第1教室に決定した。

オーナー兼先生の前川千惠子さん

オーナー兼先生の前川千惠子さん

この教室のオーナー兼先生の前川千惠子さんにほかの教室との違いを聞くと、「違いは特にないけれど、(学校の)下校から直接教室に通う生徒が多いので、家に帰ってくるような気持ちで通える教室の雰囲気作りを心がけている」とコメントした。

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