(株)アイビスは12日、携帯電話機向けフルブラウザーアプリ“ibisBrowserDX(アイビスブラウザーディーエックス)”をバージョンアップし、従来からのポインターによる操作だけでなく、“iモードブラウザ”などと同様、ポインターのないカーソルモードでも操作可能にしたと発表した。最新バージョンは2.2.0となる。
従来のポインター操作では、上下左右のキーでマウスカーソルに相当するポインターを動かし、目的の場所をクリックする方法で操作していたが、新たに搭載するカーソルモードでは、iモードブラウザのように、上下キーによるリンク文字列/ボタンのフォーカスの移動と決定ボタンだけでページを閲覧できる。同社はカーソルモードの採用によって「iモードブラウザの操作に慣れた方の操作性が向上する」としている。
そのほか今回のバージョンアップに伴って、ビューモードを記憶して次の起動時に反映させられる“ビューモードメモリー機能”や、決定ボタンを長押しすると出る“拡張メニュー”、“スキン設定”、“翻訳機能”、“フォントサイズ変更機能”、“電話番号自動認識機能”、“Web検索検索方法の追加設定”などの項目も追加で搭載された。
なお、ibisBrowserDXは(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのFOMA携帯電話機と、KDDI(株)のau携帯電話機の“オープンアプリプレーヤー”対応機種で利用できるが、今回のバージョンアップはFOMA向けのみとなる。