KDDI(株)は12日、同社が2002年1月にダイレクトメールを発送した11万3696人ぶんの顧客情報が、発送業務を委託していた大日本印刷(株)より外部に流出していたことを発表した。
流出した情報は、2002年1月当時にPDC方式のau携帯電話機を利用していた茨城県、神奈川県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、栃木県、山梨県のユーザーに送付されたCDMA方式への切り替えを薦めるダイレクトメールで、“名前”と“住所”の2つが流出した。電話番号やクレジットカードなどのほか、通信記録などは流出していないという。なお、流出した情報はすべて警察当局の捜査の過程で押収されており、同委託社員以外の第三者への流出や情報の悪用はないとしている。
KDDIは、今回の流出事件を真摯に受け止め、大日本印刷をはじめとした発送業務の委託先とこれまで以上に緊密に連携し、再発防止に努めるとしている。